WW1984。どのへんが1984なのかなと思ってたら、舞台はもちろん撮り方も1984的。狙ってのことだとは思うが、世界の分断に向けた終盤のメッセージを2020年に輝かせるには、このノリではやや物足りない。設定上やむを得ないがバトルの切れ味が悪いのも惜しい。
前作の関係性の引き摺り方、という意味では007の慰めの報酬的で、2というよりは1.5くらいの趣も。前作というよりは、キャプテン・マーベルやインフィニティ・ウォーにおけるワンダとヴィジョンの関係性と比較したくなる。
セリフや設定に絵作りが追いついていない箇所も散見されたので、次作ではもっとはじけてもらいたい。