ま2ださんの映画レビュー・感想・評価

ま2だ

ま2だ

2017年開始。ネタバレなしで感想書きます。

映画(175)
ドラマ(0)

ヴェノム(2018年製作の映画)

4.0

ヴェノム、観賞。

マーヴェル史上最凶最悪でもなんでもないけれど、そもそもPG-13、ゾンビランドのルーベン・フライシャーにそんなものが撮れるわけないので、このトム・ハーディとごはんですよの異種間ブロ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.1

サーチ、観賞。

アバンタイトルから特徴的だが、全編PCの画面で構成することで時間経過と空間を圧縮し、情報の提示の仕方にひとひねり加えることで、フェアで堅調なスタイルのミステリの鮮度を保ったまま着地さ
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バーバラと心の巨人(2017年製作の映画)

3.4

バーバラと心の巨人、観賞。

原題はI Kill Giants。解釈の幅を大きく狭めるような邦題に、公開決定時に賛否が分かれたが、観賞後の率直な感想としてはまあ、この邦題でも別にいいかな...という感
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.1

アンダー・ザ・シルバーレイク、観賞。

膨大なオマージュとコラージュの照り返しの中から浮かび上がる夢と挫折の記憶と現在進行形の敗北と。悪夢版ララランドと称される本作、煌びやかさの代わりにモンドなムード
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.3

若おかみは小学生!、観賞。

マジックリアリズムを民俗学よりもジュブナイルの領域に引き寄せ、少女の成長とビターに絡めるストーリー運びが堅実ながら素晴らしい。バディもの、ライバルものとしての転がし方も気
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運命は踊る(2017年製作の映画)

5.0

運命は踊る、観賞。

ギリシャ悲劇の3部構成を採用した、戦地に赴任した息子と、彼の戦死の報を受け取った父と母の物語。父と母それぞれのパートの緻密な画面設定と重厚な演技も素晴らしいのだけれど、何より息子
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.4

クワイエット・プレイス、観賞。

結末が指し示す方向と人間性の掘り下げ方、その2点をもってして、ホラーというよりは激スリリングなソリッドシチュエーションSFと言うべきか。音を立てたらアウト、という設定
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.2

バッド・ジーニアス、観賞。

カンニングを主軸にした青春群像劇、の裏地に少年少女たちが置かれたタイ社会の正と負の連鎖が縫い合わされている。

前者をオーシャンズやミッションインポッシブルシリーズのよう
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

3.7

スカイスクレイパー、観賞。

この夏の3大俺たちの日曜洋画劇場枠(残りはMEG、プレデター)の中ではいちばん真っ当、ロック様主演作あるあるだが、予想を上回って面白い。B級コンテンツとしてハードルを下げ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.5

寝ても覚めても、観賞。

恋愛関係において、相手を信じることと、相手を信じることができる自分を信じること、その似て非なる2つのスタンスの断絶を完膚なきまでに叩きつけてくる。前者の不可能性と、それによっ
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

4.1

死霊館のシスター、観賞。

死霊館シリーズのヴィランであるTHE NUNことヴァラクの起源に迫るスピンオフ。残念ながらTHE NUN爆誕エピソードではない(コスプレかよ)のだが、シリーズのフランチャイ
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

プーと大人になった僕、観賞。

原題はChristopher Robin。主人公は原作者の息子、ではなく、働き詰めで上司と部下と妻と娘からそれぞれ突き上げをくらっている中間管理職としてのクリストファー
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.2

ザ・プレデター、観賞。

予告編に面白そうなカットがひとつもなかったので、ハードル下げまくって観賞したが、なるほど「ナイスガイズ!」のシェーン・ブラックの手グセ、すなわち子役とオフビートなオッサン同士
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.0

MEG ザ・モンスター、観賞。

サメ映画へのジャンル愛とジェイソン・ステイサム愛と中国愛次第で、上乗せできる評価は大きく変わるだろう。自分はCGのようなルビー・ローズ兄貴の惚れ惚れするようなフェイス
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.4

ペンギン・ハイウェイ、観賞。

フィクション方向に創造力を発揮するために、物語がファンタジーやSFのフォーマットを採用する例は、洋邦問わず枚挙に暇がない。ただその多くは、設定だけ借りるか、或いは設定の
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.8

検察側の罪人、観賞。

得意な分野で天才肌の演技を披露する二宮和也、キムタク節を封印して新機軸の開拓を模索する木村拓哉、両者の演技合戦がトピックとなるだろう。その観点で観れば両者に何の思い入れもない自
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.0

オーシャンズ8、観賞。

少なくとも今年観た作品の中では最も礼儀正しい作品だ。良い意味でも悪い意味でも観る者の心に全く踏み込んでこない。テンポも徹頭徹尾均一。慎み深い。

監督は僧侶なのかな?と思うく
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.2

ミッション・インポッシブル フォールアウト、観賞。

これまでのシリーズを構成してきた要素の中からイーサン・ハント=トム・クルーズに最もフォーカスした内容になっている。トムがスタントなしで演じるアクシ
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.2

インクレディブル・ファミリー、観賞。

14年ぶりで前作ラスト直後から始まる妙味。CG技術と共に内包されたテーマもきわめて2018年的に深化したものになっている。もう完全に子供騙しではないのだな、とい
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.5

ウインド・リバー、観賞。

必要最小限の構成要素でこれほどの余韻をもたらすことができるテイラー・シェリダンの脚本に驚かされる。描かれているものはミニマムだが観客の想像力をコントロールするのが巧い。道具
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.6

ブリグズビー・ベア、ひと月前に観賞。

どのような形であれ、ものを作るという行為が作る者の心を癒やすということと、そうして作られた物語がまた、多くの人間を癒やしてゆく過程が、緩いムードに見えてきっちり
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.3

ジュラシックワールド 炎の王国、観賞。

シリーズに対する危機意識や愛ゆえにブレイクスルーを模索する気持ちはよくわかる。が、雑でほんとにびっくりした。

SWエピソード8でも感じたが、伝統やルールを逸
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.7

カメラを止めるな!、観賞。

この映画はできるだけ情報を入れないで観るのが最高に楽しいはず。

「運命じゃない人」や「サマータイムマシン・ブルース」の流れで語りたい邦画の傑作。「ブリグズビーベア」との
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オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

4.1

オンリーザブレイブ、すべりこみ観賞。

山火事に立ち向かう、市はじめてのホットショット(エリート森林消防士)たちの物語。実話ベースの感動もの、であることは確かだが、対象に向けるまなざしの距離感・温度感
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.7

ハン・ソロ、初日観賞。

スターウォーズサーガを構成するガジェット群、フォース、ジェダイ、帝国とレジスタンス、デススター、そして血統。シリーズ初の実写スピンオフにして傑作ローグ・ワンは、フォースの不在
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.0

ビューティフル・デイ、観賞。

原題はYou were never really here。このフレーズがクールに表示されるまでのアバンタイトルで、早くもこの作品のトーンは決定づけられる。また邦題はラ
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万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

万引き家族、観賞。

善と悪、正しいことと間違っていること、それぞれの暗い面と縫い合わされた場所で生まれる愛や絆を提示することで、善なるものと正なるもの、悪しきものと正しくないものの違いを観る者に問い
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

ワンダー、観賞。

生まれつき顔に残る障がいに負けず、健気に生きる男の子の物語、ではない。そこだけ取り出すと中庸な仕上がりだが、その扱い方と、彼と彼を取り巻く登場人物それぞれに対する映画時間の配分に、
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.0

犬ヶ島、観賞(字幕版)。

決して難解ではないが(プロットはむしろシンプルだ)面白さを言語化しづらい作品。企まれ、整理された混沌、という印象を受けた。

英語、日本語、イヌ語とそれぞれの字幕が氾濫する
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.5

ファントム・スレッド、観賞。

しきたりの厳しい名家に嫁いだ平民の嫁が、さまざまな困難を持ち前の根性で乗り越える細腕繁盛記。極めてNHK朝ドラ的な骨組みのプロットを持ちながらも、終始共感の軸をずらし続
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.6

レディ・バード、観賞。

事前にあまり情報を入れず、勝手にHidden Figures的に様々な障害を乗り越えてある名門大学に入学した初の地方出身女性の半生の物語だと思っていたのだが全然違っていた。監
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