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法隆寺
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『法隆寺』に投稿された感想・評価

羽仁進監督の岩波映画時代の代表作。日本最古の木造建築であり仏教文化の宝庫・法隆寺を記録したドキュメンタリー。撮影:瀬川純一。音楽:矢代秋雄。ナレーション:芥川比呂志。文部省芸術祭賞。キネマ旬報ベストテン短編部門3位。

「短編だし当時の法隆寺のフィラーのようなものだろう」などとタカをくくっていた自分に反省。クローズアップを多用した繊細な映像と、音楽とシンクロさせたダイナミックな編集に息をのみながら観た。まさに法隆寺を再発見する思いがした。

冒頭は意表を突いて燃え盛る松明と鬼の面。節分に開かれる「鬼追い儀式」が迫力の映像で描写される。群衆の中に投げ込まれる炎の松明と地元の人々の驚きの表情。鬼の顔が法隆寺中門の仁王像に接続し本編が幕を開ける。

法隆寺の全体像を空撮で捉えて歴史をおさらいし、五重塔、金堂、夢殿の順で仏像たちの詳細を映し出していく。法隆寺は去年も訪れたばかりなのに、どの仏像も初めて見るような新鮮な感動があった。肉眼とは違うクローズアップの力と、本尊の光背にある小さな仏像たちに着目する視点が、実際の拝観では得られなかった鑑賞体験をもたらしてくれるのだ。

現在は金網越しでしか見ることの出来ない五重塔内部の塑像群もはっきりと撮られている。“釈迦涅槃の情景”では、釈迦の死を悲しむ人々の表情が幻想的なコーラスのリズムに合わせて次々と映し出され、まるでミュージカルのよう。

劇伴が抜群に好みと思いながら観ていたら、終盤で聴き覚えのあるメロディーが流れてきて驚いた。忘れもしない同監督「初恋・地獄篇」(1968)の印象的な劇伴である。同作の劇伴は武満徹と記憶していたが、この曲に限っては矢代秋雄※による本作の劇伴を流用したことは個人的に大きな発見だった。

同曲はフルコーラスで終幕まで使われて、映像は有名な百済観音を映し出す。現在は博物館仕様で展示されている百済観音だが、当時は祈りの対象として置かれていたことが解る。

仏像好きの自分にとっては映像的にも資料的にも重要な一本となった。羽仁監督の編集センスはずっと以前から好みでいたが、今回本作を観て未見の短編群も発掘鑑賞するべきだと思い知った。

※本作の作曲家:矢代秋雄
東京音楽学校で伊福部昭に就いて作曲理論を学ぶ。黛敏郎と同学年で、2人でお互いに作品を批評し合い芸術論を戦わせたという。卒業後は黛と共にパリ国立高等音楽院に留学。後に東京藝術大学教授に就任し、武満徹とも交流があった。1976年、心不全により46歳で早逝したため現存している作品は少ない。他に映画劇伴の作曲があるかどうかは解らなかった。また、麻生 保(あそう やすし)の筆名でSM雑誌『奇譚クラブ』に投稿していた。沼正三によると、マゾ派の熱心な投稿者で筆名もマゾッホのもじりであるという。

※本作について、ネット上に “テレビ番組「日本発見」シリーズの1本”との記述を散見するが、誤りである。おそらく東京大学総合研究博物館インターメディアテクで開かれた企画上映会“日本再発見” (2014)で、「日本発見」シリーズ「奈良県」編(1962:藤久真彦監督)と併映されたことを誤解したと思われる。
煙
4.1
すばらしいショット。冒頭のお面を被った鬼が燃える木を投げつける。ショットごとに遠ざかり最後には空撮。像の顔。仏師の繊細な仕事。ショットのつながりが物語を生むさま。やはり羽仁進は編集の人だと思う。
mingo
3.5
めっちゃ法隆寺。日本最古の木造建築である法隆寺の接近できない箇所までドラマティックに映し出した隠れた佳作ドキュメンタリー。百済観音と玉虫厨子のクローズアップテンションあがった。

『法隆寺』に似ている作品

宮本武蔵 般若坂の決斗

製作国:

上映時間:

106分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.8

あらすじ

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