YasuyukiMuro

007/ノー・タイム・トゥ・ダイのYasuyukiMuroのレビュー・感想・評価

4.0
007第25作。ダニクレ5作目にして引退作。監督は日系のキャリー・J・フクナガ。ダニクレボンドはJB誕生物語として06年にスタートし前作「スペクター」ではついに宿敵プロフェルドを捕らえその後マドレーヌ(レア・セドゥ)と幸せに暮しましたとさ、、のはずでしたが、、更に続きがありました。。

今まで完全にネタバレを避け鑑賞機会を温めてきただけに、今更ながら本作ラストの予想外の展開には心がざわつきました。感傷的な幕切れに感動しつつも「あれ?これ大丈夫?」って感じ(^_^;)
自分は最近になって全作観たにわかファンですが数十年来のファンは愕然としたのでは?フクナガ監督やらかしたなと。

過去4作で様々な新しいチャレンジをしてきたダニクレボンドでしたがオマージュ含め過去作の流れをかなり意識はしてたと思います(ボンド&プロフェルド2人の出自は別として)。ところが最後の最後で完全に独自路線に振り切った。。
となると、数十年続くエンドクレジットの決まり文句
『JAMES BOND WILL RETURN 〜』
この1文が出るのかどうか、、、昨年の公開時、エンドロールを固唾を飲んで見守る往年のファンの関心はその一点に集中したでしょうね。。その結果は、、、、

まぁダニクレボンド5作だけを考えればこの結末は全然ありですよね。また逆に言えば半世紀以上(60年!)続くシリーズとして、過去を断ち切ること含め変わらなければ続けられないとも思う。そういう意味で本作は大きな節目であり、今後の新シリーズがどの様に変わるのか、どんなJB像を見せてくれるのか、今迄以上に期待したいなと思います^_^

と真面目かつ前向きレビューをしつつ、やはりアナ・デ・アルマスに触れないわけにはいかないでしょう!以前ボンドガール史上NO1の美貌はカジノ〜のエヴァ・グリーンと書きましたが、、アナの悩殺ドレスであっさり抜き去りました(^_^;)20世紀ボンドなら100%ベットイン(←死語)なのに「じゃあ私はここまで、チャオ!」ってどういう事よ?と、アナの小悪魔ぶりにやられっぱなしなのでした。。今後はフィリックス・ライターの代わりにCIAエージェントとして定番化する事を切に願います。
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