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犬猿のwoosのネタバレレビュー・内容・結末

犬猿(2017年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

テアトルシネマ新宿にて鑑賞。
2018年新作劇場鑑賞17作目。
客席は5割くらい。
テーマ「それでも家族」。
今週のタマフルウォッチ作品。

[全体として]
1組づつの犬猿の「兄弟」と「姉妹」の話。
これ、多分同性の兄弟がいる人が観るともっとグッと来るんだろうと思う。
近しい人間だからこその、嫉妬だったりコンプレックスを有り有りと描いていて、とても気まずい映画だった。

[良かったところ]
冒頭のタイトルが出るところまでの流れが、完全に映画館側のミスなのかと思うような演出が有って、それはそれで今まで見たことない演出でフレッシュだった。
啀み合っていても、何だかんだ家族が心配だし、葛藤があるがそれでも家族の縁というのは断ち切れないというのを言いたかったのではないかと思う。
役者の演技はみんな素晴らしかったが、とくに新井浩文はやっぱこういうロクデナシの役がいい!
あと、単純に登場人物に幸せを与えないラストも凄く良かった。
笑いの要素もさすがニッチェの江上敬子を起用しているだけあって、自然に笑ってしまった。

[気になったところ]
気になるとまではいかないのだが、ちょい説明セリフが多い印象。


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こういう兄弟姉妹っていっぱいいると思うし、たまにはこういう映画をみて、家族のことを考えてみるのもアリだと思います。
オススメです。
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