so

泣き虫しょったんの奇跡のsoのレビュー・感想・評価

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)
2.5
これまで観てきた将棋映画はどれも魅力的だったからこそ、本作は残念だった。
実在する棋士瀬川晶司の伝記映画、それ以上でも以下でもない内容といった印象。
何と言っても将棋映画の見せ場である対局のシーンが弱い。命を擦り減らして全身全霊で打つような様子もなく、善良な彼は「人の良い将棋」を淡々と打つのだ。周りの棋士たちがいくらそこを褒めようが、最後まで彼のすごさがいまいち伝わってこない。
ライバルらしき人も続々と登場するが、肩透かしを食らうように何も起きることなく通り過ぎてゆく。
そんなこんなで鑑賞後も不完全燃焼感の残る映画だった。
錚々たる俳優陣が出演しているが、個人的には前傾姿勢で髪を垂らす早乙女太一が良かった。誰よりも将棋に全身で取り組んでいる感じが出てた。
so

so