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モリーズ・ゲームのたまのレビュー・感想・評価

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
4.0
元アスリートで頭脳明晰の逞しい女性をジェシカ・チャスティンが演じる。超一流の金持ちが集うポーカーのゲームルームを経営することになる。そして巨額のビジネスを才覚だけで築き上げる。
アーロン・ソーキンの脚本のキレの良さが光る。冒頭からまくし立てるようなモリーの言葉にゾクゾクする。

富豪と呼ばれる人達は使い途に困るほどのお金を、どうしているのだろうと考えたことがあるけど、なるほどこんな風に使ったりもしているのか。まさに桁違いの世界。
それにしても、男というものはなぜ自分より女が上だと許せないんだろうか?

モリーの父が言うように「力を持つ男の支配」というモリーの潜在意識をひしひしと感じた。
失うものは何もないと思えるほどの状況で、尊厳だけは守り抜いたモリー。
地面に叩きつけられても立ち上がり自分の足で歩く姿が彼女の人生そのものだった。
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