とりん

スカイライン-奪還-のとりんのレビュー・感想・評価

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)
2.9
2023年5本目

スカイラインシリーズの第2弾。
前作で監督だったストラウス兄弟は制作に回り、制作担当だったリアム・オドネルが監督を務めた。
主演はキャプテン・アメリカシリーズに出演していたフランク・グリロ。全然記憶ないけど、ブラック・ラムロウって誰だ。
ヒロインにあたるボヤナ・ノバコビッチがなかなかにセクシーだった。
前作はやはり序章で本作はずっとエイリアンとの死闘を描いている。なのになんだこのスケール感、話が進むにつれて縮小している気がする。それにツッコミどころもたくさん。変にベトナム戦争絡んできてベトナムが舞台になるし、なんでこんな小国に留まっているのかも謎。前回あれだけ倒せなかった敵をアッサリと倒したりもする。しかも刀などの白兵戦で。戦闘シーンは妙に笑えてしまうし、エイリアン同士の殴り合いはなかなかにシュール。なに見せられてんだって感じ。
ただ映像はやはり凄くて、ひとつひとつの細かなシーンが丁寧。ここまでのことをしておいて、B級映画にはあり得ないほど荒がない。映像だけは超一級映画だと言えるだろう。
エイリアンの血が混ざると成長が促進したり、脳を奪い取ってそれで奴隷を量産するが意識の奥には自我があるとか、これまでもあったかもしれないが設定はそれなりに良いが、魅せ方が悪い。もっと上手くことを運べただろう。
よくわからない行動が多く、無駄に命が減っていくし。前半と後半で舞台が全く変わるし、全然違う映画にも観えてくる。
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