ねこ無双

東京ゾンビのねこ無双のレビュー・感想・評価

東京ゾンビ(2005年製作の映画)
4.0
漫画が原作でかなーりゆるいみたい。
一度観た時はゆるすぎてノレなかったけど、今なら楽しめそうと思って。

都会のど真ん中にそびえたつ黒富士が異様。
黒富士がなんでもありで、不法投棄ゴミだけじゃなく、いじわるな姑生き埋め、殺しちゃった死体などみんな埋めにくるヤバイ山。

特別出演の梅図かずお先生がゾンビ退治にめちゃくちゃ詳しい。とにかくゾンビの首をもげが口癖。

ゆるーく限りなく低い体温のギャグで展開されるオフビートゾンビ映画。
ゲラゲラ笑えるタイプじゃないですよ。
浅野忠信と兄貴の師弟コンビが世紀末の世界でゆるーくサバイブする。今回の兄貴は波平型のハゲ。

消化器倉庫で働く二人は揉めた末、パワハラ上司を殺してしまう。その死体を黒富士に埋めに行くが、その頃廃棄汚染で黒富士に埋められた数々のゾンビたちが復活しようとしていた。

後半はサバイブ後のディストピア編となっている。
みつおは柔術を極めようと金持ちたちの道楽である地下ゾンビファイトで戦っていた。
前半で離れ離れになった二人は再び会えるのか?

生首ぽーんぐらいでグロさ、怖さは全然無い。
二人の師弟愛、友情をベースに家族愛や柔術に真心を込めた一片となっている。
後味はとってもハートフル。