諸星だりあ

スパイダーマン:ファー・フロム・ホームの諸星だりあのレビュー・感想・評価

4.5
トム・ホランド版スパイダーマン2作目にしてMCUフェーズ3の最終作。
エンドゲーム後の世界でピーターのひと夏が大わらわの冒険になる物語。

尊敬する人を失ったピーターの悲しみや戸惑いが序盤に描かれ、高校生らしい淡い恋物語の中、ヒーローとしての宿命、裏切りなどを経て爽快感のある成長物語になっている。
これまでと趣きの違うアクションシーンは迫力があり、新しいスーツ製造などにもアイアンマンの影が見え隠れするのが微笑ましく。
そして全編に散りばめられたコメディテイストがちゃんと笑えるものになっていて、ネッド含めサブキャラの逃避行シーンなどはワクワクさせて頂いた。ヒロインが謎解きのキッカケになるのも熱い。

今後のアベンジャーズではピーターが中心人物になりそうな予感を感じさせる一級の娯楽映画だった、おススメの一作。
諸星だりあ

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