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小公女のkazu1961のレビュー・感想・評価

小公女(2017年製作の映画)
4.0
▪️Film Diary
🖋本年鑑賞数 :2021-411 初鑑賞
🖋#死ぬまでに観たい映画1001本 ※※※/1001

🖋はじめての“JAIHO ”での配信作品の鑑賞。マイナーなインディーズ作品も紹介してくれるということで大いに期待。本作も今ならきっと劇場公開でしてたでしょうね。

🖋題名の『小公女』はなぜそうしたのかあまりピンときませんが、限られた生活費のために家に住むことよりも好きなタバコやお酒を優先させる、好きなものに囲まれて生きることをえらぶ、そんな主人公のなんの飾り気もない等身大の生き様に共感!!そして主人公ミソが泊まり歩く学生時代のバンド仲間たちとの人間模様がまた楽しい。それぞれの魅力的なキャラクターと愉快な楽しさが溢れた温かい作品です。

🖋そして、主人公ミソを愛らしく演じる主演イ・ソムの魅力によるところの大きい作品です。その魅力を最大限に引き出しているのが、長編監督デビュー作となる女性監督チョン・ゴウン。その心情の細やかな演出や描写が素晴らしい作品です。女性監督の等身大の表現、『はちどり』を筆頭に素敵な作品が韓国では多く製作されるようになりました。

🖋その自分らしく自由に自然に生きること、をメインのメッセージに捉えていますが、値上がりを続ける韓国経済や、変わりゆく友人関係などのメッセージも投げかけているので、案外深い作品なんですね。

😊物語は。。。
一日に一杯のウイスキーとタバコ、そして愛する彼がいれば幸せなミソは、仕事ぶりも評判の家事代行のプロ。だが、そんな彼女を値上げの嵐が襲います。家賃にタバコにウイスキー、ウイスキーとタバコは止められないので、家を諦めることにした彼女は、アパートを出て、学生時代のバンド仲間の家を転々とします。不安定な暮らしを続けながら、それでも彼女は生き方を変えずに我が道を行くのでした。。。

▪️Database
🎥邦題 :『小公女』
原題(英題):『소공녀』
🎥製作国 :韓国
🎥初公開 :2017
日本公開 :2021/06/21 JAIHO配信
🎥上映時間 :106分
🎥受賞 :※※※
🎥監督(製作): チョン・ゴウン
脚本 : チョン・ゴウン
原作 : ※※※
音楽 : クォン・ヒョンジョン
出演(声優): イ・ソム 、アン・ジェホン、 チェ・ドクムン 、キム・グクヒ、イ・ソンウク
ジャンル:ドラマ

▪️Overview (公式HPより)
一日に一杯のウイスキーとタバコ、そして愛する彼がいれば、それだけで幸せ。家事代行業をしながら自由に生きる現代版"小公女"ミソの日々を、これが長編監督デビュー作となる女性監督チョン・ゴウンが繊細に描いた韓国インディーズの傑作。青龍映画賞新人監督賞、大鐘賞新人監督賞、脚本賞はじめ、韓国内外で数多くの賞に輝き、日本公開を熱望する声が多かった話題作である。
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