『停滞のダウンコンバート』
北村龍平監督の作品は今まで何作か観ているのですが、とにかくボクは相性が悪い様で... 一躍有名になった作品も随分昔ですがもちろん観ましたし、ゴジラを色々な意味で“終わらせた”あの作品なんかは映画館で観ましたからね。その時は、その“扱い方”にただただせつない想いが致しましたが...😢
さて、こちらの『ダウンレンジ』なる作品。監督曰く初心に立ち返って作ってみたとの事。山道で車がパンクしたと思ったら実は...ってなこのお話。うん、この設定は好きそう。録画して結構楽しみにして観ました🙇
そしたら...
やっぱ合わないんですわ、ボク😅
ひたすら追っかけ回されるあの作品やら、ヒロインの長い絶叫でこちらが発狂しそうになるあの作品やら。インスパイアは感じられつつ、その先輩方の背中は遥か遠く...
このジャンルにおける不条理さ、それは本来旨味となる。しかし、この映画における“事が起きたり起こらなかったり”の不条理さはただただテンポも間も悪い💦そのくせ定期的に訪れる気持ちの悪い溜めと決まらないキメどころ。監督的には「このノリがいい」のかもしれませんが、そのノリが理解出来ないせつなさよ。おかげで最初から最後までそのノリにノレる瞬間は訪れず(*´-`)
物語における場所的な停滞はマイナスではないんです。ただ、提供してる側は転のつもりかもしれないものが、受け取る側には転になっていない。これだと、転ならぬ転未満です😩💨 だから結局、この映画は最後の最後まで映画としてはほぼ“元位置”なんです。だから、観てる方としては「やっと前のめりになれそうかな？」と淡い期待を抱く事はあるのに、それらが見事に自滅スルーしていく。まあ、それはあくまで個人的に感じたところではありますが。
決してけなすつもりはありません😫💦
ただ、何作か観てこうもダメという事は、ボクにとっての監督の演出は“そういう事”なんでしょう🐼
Blu-rayで映画観るなら黄色のコンポジット接続なんかじゃなく、どうせならFullHD対応テレビにHDMI接続で観たい📺❇️ “既にあるもの”をわざわざダウンコンバート⤵️させた様な作品より、どうせならアップコンバートでお願いします‼️⤴️
