ケイスケ

マスカレード・ホテルのケイスケのレビュー・感想・評価

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
3.2
PS4ソフトの『JUDGE EYES:死神の遺言』に出た辺りから、木村拓哉って色々と面白いことにチャレンジしてると思う。てか今回のキムタクの見た目がJUDGE EYESの八神っぽい。髪を整えたとことか。このゲームは面白いのでオススメです。

出ている役者が非常に豪華だし舞台のホテルも優雅なので、序盤からワクワク感はあります。ただ豪華役者陣なんだけど濱田岳の謎の無駄遣いとか気にはなります。あと明石家さんまがどこに出てたか分からん。前田敦子をストーカーしてる役が勝地涼なのがちょっと面白い。

よく『キムタクは何を演じてもキムタク』と揶揄されがちですが、自分は今回の新田のような役柄は嫌いではないです。何だかんだ一番ハマっている演技だと思いますし。ただ鈴木雅之監督のせいか、今回の木村拓哉と長澤まさみは明らかに『HERO』のキムタクと松たか子とキャラクターが被りすぎです。

メインはホテルで起きる殺人事件の犯人は誰なのか?というサスペンスですが、そこに辿り着くまでのミスリードが正直「あ、これ事件と関係ないな」というのが先読みできてしまう。特に生瀬勝久のエピソードはちょっとひどい。毎回良さげなBGMで終わらせますが良い話なのかよく分からん。てかやべー客多すぎるぞこのホテル!

多分ミステリー要素は原作より薄めな気がする。というかそもそものことを言ってしまえば、真犯人があの人を殺すつもりならホテルで殺害計画を出したら警察の潜入捜査がある事くらい分かりそうなもの。頭いいんだし、一年もあるなら何処か別の場所に誘き出せそうな気がするんだけどな。それじゃこのホテルが舞台にならないからダメか笑。

サスペンス映画というよりは、豪華キャストのやり取りを楽しむ感覚で見たほうが良いかもしれません。そういう意味では退屈はしないです。あと観終わった後は少し高めのホテルに泊まりたくなりますね。とりあえずこの映画の客みたいに理不尽なクレームはいけません!