サラリーマン岡崎

オンリー・ザ・ブレイブのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

4.1
日本での主題歌がEXILEであったため、完全にスルーしてた作品。
ふとしたきっかけで、そんな日本でのプロモーションのせいで印象を勝手につけるのはダメだと思い立ち、観ました。

あまり予備知識はいれず、#最悪の山火事 #男気 #実話 #ジョシュ・ブローリン #EXILETribeくらいしか知識なく観賞。
皆さん言っているように海猿系かなと思いきや…
こんな結末なんですか…嗚咽…とまらねぇ…。

そのラストのクライマックスまでは
結構長く消防隊員たちの日常の姿が映される。
(クライマックスはラスト30分くらい?)
観ている間はそのいわゆる男たちの「部活感」を楽しみつつも、
いつクライマックスになるのか結構待ち遠しかった。

だか、その光景も今思えば、彼らの人生を、彼らが一生懸命生き、街を守ってた軌跡を描くとてつもなく重要なシーンだったとわかる。
だって、これは実話だから。
本当にいた消防隊員たちの敬意を払えば、
こういう作りになるのは当たり前だ。
作り手の想いが伺える。

はぁ、なんで俺は手前の印象しか持たずに、
スクリーンで観なかったのだろう。
人気のアーティストを主題歌とする日本のプロモーションは
認知拡大としてはいいかもしれないが、
本当に興味を持ちそうな層に対しては、
作品の印象を下げてしまう。
この方式が良いのか、悪いのかわからない。
けど、別にそんな小細工をかけなくとも、
真正面からテーマを訴えかければ、
観てくれる人は増えると思う。
というか、そうしないと、作り手の想い、
そして、本当にいた消防隊員たちへ
なんだか失礼な気がする。
別にEXILEが悪いわけではないんですがね…表現が難しい。悔しい。