たなしょ

人狼のたなしょのレビュー・感想・評価

人狼(2018年製作の映画)
3.7
この映画はカン・ドンウォンさん主演のアクションサスペンス映画。

舞台は近未来の韓国。 中国の強化や日本が軍国化をしたため朝鮮半島も協力しないとということで北と南が統一。ひとつの国となるが韓国の国内では批判が殺到。
毎夜デモ隊や過激派組織「セクト」による暴動が絶えない世の中であった。

そんな中で警察によって特別部隊「特機隊」を設立。テロリストや反乱分子などを退けていた。
特機隊であったがある任務で少女たちを惨殺してしまったことにより批判の的となってしまう。

主人公は批判の的である「特機隊」のメンバーの一員。今回も任務でセクトらを退けていると赤いパーカーを来た少女と鉢合わせに。その少女はセクトのメンバーであったため自爆。このことで又世間から批判を浴びることに。

自爆した少女には姉がおり、遺品を届けようと主人公は姉に接触。そこで2人は自然と惹かれ合うのであった。

しかし姉には秘密があり主人公も巻き込まれてしまう。

朝鮮が統一された韓国内で政府、公安それぞれの思惑が交錯する中、主人公らが翻弄されるお話。



アクションシーンは結構な出来で楽しめます。しかし話が難しめな印象。

ヒロインのハン・ヒョジュさんとても美人で可愛い。赤ずきんと呼ばれていた少女が自爆するシーンはとても虚しい..
可愛い子がなんでぇって思いながらの映画冒頭でした。

公安や特機隊、人狼...政府機関が多すぎて訳分からんくなる笑 ただ政府機関の中での内戦っていうことは分かりました。(なんで内戦になったのかは不明..分かる方教えてください笑🙏)
人狼は少女たちを惨殺した事件から精神に異常をきたしてパワードスーツにマスクを被るようになって..ってことは普通の特機隊はマスクしてない?
でもセクト襲撃の時マスク付けてたけどな... 赤い目ギラギラさせて殺戮!殺戮!してたような。

銃撃シーンがアクションシーンの大半を締めます。そのためグロ注意。特機隊が機関銃を持っているので迫力&血しぶき祭りです。

ラストの1対1の闘いも見物、あんな重そうなスーツ着ながらも身軽に動けるの単純にすご!って思いながら見てました。

ただ残念なのがディストピア感が全くないこと。主人公とヒロインが韓国の某タワーに上るシーン。普通の韓国やんけ!ってツッコミを入れたくなる。あれ、恋愛映画みてましたっけと笑
もっとデモ隊とかセクトとかの活躍があってもよさそうなのですが全然なく...
緊張感が感じられませんでした。

原作になっているアニメは未視聴の身分ですので比較は出来ませんが総じて悪く無かったです。

最後に..ハン・ヒョジュ❤。

アクションシーンが好きな方や銃撃シーン多めな作品が好きな方、SFチックな作品が好きな方にオススメな作品となっております!
たなしょ

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