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スチュアート・リトルのabeeのレビュー・感想・評価

スチュアート・リトル(1999年製作の映画)
3.2
【ねこにも人権を‼︎‼︎】

子どものころ観てた時は凄く面白かった記憶があったのですが、今観たらそうでも無かった…

ニューヨークの高いビルに挟まれた小さな家、リトル家。パパとママと息子のジョージは新しい家族を迎えようとしていた。ジョージに弟を、と養護施設から両親が連れてきたのは1匹の小さなねずみだった。

この作品はツッコミが1人もいなくて本当に困る…笑 最初にジョージがツッコんでくれて良かった…

始まりからねずみであるスチュアートが人間界で受け入れられていることが不自然すぎて違和感だらけなんですね。

ねずみといえば、「ミッキー・マウス」や「レミーのおいしいレストラン」がありますが、まずミッキーに関してはその世界の中に人間は登場しないので問題ありません。レミーはねずみが害獣であることを享受した上で成り立つ物語ですし、レミーは人間とは会話しません。だから現実の世界観を保ったまま人間とねずみの交流が描けているので破綻していません。

ところがこの「スチュアート・リトル」はさも当たり前のように人間の子どもに混じって養護施設で育てられ、人間と同じ手順をもってリトル家に引き取られ家族として迎えられます。
おいおい、だれかツッコんでよ‼︎‼︎
「何でねずみが喋ってるんだ?」「何でねずみが養護施設に預けられているんだ⁇」って‼︎

これはね、ねこのスノーベルに感情移入せざるを得ないですよ。「ペットは家族」であるという認識があるこの現代において、じゃあスノーベルとスチュアートの差とは何なのか?みんなとテーブルで食事ができる条件とは⁇なぜスノーベルは床で食事を取るのですか?なぜスノーベルはみんなと家族写真に写ることができないのですか?

それになぜねずみはみんな人間と会話ができるのにねこはできないんですか?スチュアートとねこ達は会話できるのに⁇もうおかしいでしょ?設定が破綻してます。

だったらお願いだからスノーベルも住民登録してあげてよ…涙

この作品で心温まっていてはいけません。とにかくスノーベルが可哀想すぎる…そして、スノーベルの優しさに涙が…ぐすっ

闘病の只中だったマイケル・J・フォックスの声に☆1つと頑張れスノーベル👍の思いを込めてこのスコアにさせて頂きました。

愛してるよ、スノーベル‼︎‼︎‼︎
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