『ウルトラマンR/B』、なかなか面白い。ここ最近は過去作の繋がりが強く、それはそれで面白かったのですがルーブは今のところ独立した話なのかな？◯◯◯ダークなるキャラが出るみたいだけど…。
ニュージェネレーションのウルトラマンシリーズはどれも好きだけど、ジードは特にお気に入り。特に第17話『キングの奇跡！変えるぜ！運命！！』が本当に素晴らしい。ヒーローを信じることの大切さを教えてくれた名作だと思います。リクとドンシャインの回想は何度見返しても号泣モノ。
本作はテレビシリーズの後日談。ゼロがいなくなりウルトラマンが1人になったことで「自分がみんなを守らなきゃ！」というリクの葛藤が見られます。最近のウルトラ映画は前作のキャラが絡むことが主流になってますが、のっけからヤンホモおじさんことジャグラーさんがおまピトしてきます。レイトさんのお尻を掴むとこは少しやりすぎでは？（笑）
ガイさんとジャグジャグがジードキャストを少し食い気味な部分はあったけど、リクはもちろんライハやモア、ペガやレイトさんたちが見れるだけでもう充分。あ、可哀想な人も回想にいたね。テレビ本編では「ライハの生身アクションが多過ぎる」という批判意見もありましたが、んなことは坂本監督に決まった時点で分かってたことだろ！
ライハは途中からタンクトップ一枚になってサービス満点。ライダーに比べるとあんまりオイルでテカテカしてなくて残念。円谷的にエロは抑える方向なのかな…。スーツアクターを兼任してる岩田さんもキレキレで素晴らしいアクションでした。
坂本監督らしい流れるようなフォームチェンジも見事。フォームチェンジの見せ方でこの人に勝る監督はいないと思う。ライトニングアタッカーまで出すか？嬉しいサプライズ。今までは良くも悪くも大味なとこはあったんだけど、本作はストーリーに関係するチェンジも幾つかあったため好印象でした。
一番の不満はギルバリス。デザインはバツグンにカッコイイんだけど姿を披露するのは終盤になってからだし。造形と赤い背景がグランドキング感あって良かったけど。装甲脆すぎだし映画限定フォームのウルティメイトファイナルが、ただ逃げた小さいコアを切るだけってのも微妙。あと個人的にウルティメイトファイナルのデザインは少しダサいと思う…。
全体的にはかなり楽しめました。何より嬉しかったのは、ラストのリクとウルティメイトフォースゼロのやり取り！ここは最高のファンサービス！こういうのが円谷の粋なところなんだよなぁ。ルーブの劇場版でまたジードに会えるのを期待してます！
