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ルームロンダリングのsingerのレビュー・感想・評価

ルームロンダリング(2018年製作の映画)
2.9
終始、「のほほーーーん」と、しているうちに終わっちゃったっていう感じでした。
なんか、ガッツリと起承転結があるわけでも、
波乱万丈も、喜怒哀楽も、これといって際立ってるわけじゃない。
でも、観終わった後に、ほっこりと温かい気分になる。
そんな作品でした。
たまには、こういうのも良いもんだなぁと。

そのあったかい感覚は、やっぱり池田エライザの好演のおかげかなぁと思います。
根暗な霊感少女という、ちょっと変わった設定の役どころで、
ほぼノーメイクなのに、表情や視線の動きから抜群に愛らしさを垣間見せるという、
簡単そうで、凄く難しそうな微妙な演技を、
とても自然に出来てたトコが良かったです。

後は、やっぱり安定の胡散臭いオダギリジョーも良かったです。
もう、こういう役をやらせたら、本当にしっくりとハマるし、
それだけじゃなく、しっかりストーリーと主役を支えつつ、
しっかり持ち味を発揮するあたり、もうベテランの域に達してるなぁと。

そんなメインキャストの2人以外も、
みんな結構、茶目っ気や愛らしさがあって、
脇役もチョイ役も、みんなにスポットが当たってる感じも良かったです。
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