これは、生と死の境目について、なかなか考えさせられるすごい映画でした。かなり見入ってしまいました🤔。
薫子(篠原涼子)と和昌(西島秀俊)夫婦は、別居中であり離婚予定でした。ある日、娘の瑞穂がプールで溺れてしまい脳死状態になります。回復の見込みはないけれども心臓死には至っていないことから、この夫婦は、離婚を取りやめ、娘の自宅療養を選択します。
日本での死には、脳死と心臓死の区別があるんですね。脳死になると意識がなくなり、それが戻る事はないのですが、心臓は動いているので血が通っていて、まるで普通に生きているかのように見えます。確かに、この状態で死んでると言われても、受け入れ難いものがありますね。
どうして、海外だと脳死は死として受け入れられているんだろう。脳が死んで意識が戻らない人より、臓器移植して生かせる命をより大事にしているのでしょうか🤔。
生や死については、人や立場や文化によって考え方も違うでしょうし、いろんなことを考えさせてくれる映画です。
両親だけでなく、瑞穂ちゃんを取り巻く人たちのそれぞれの気持ちや関わり方をも伝えてくれるので、いろんな視点からこの難問について考えさせてくれるなかなかの良作だと思います。