さぁさぁさぁさぁ御用、御用、遠き者は音に聞け、近き者は鼻で嗅げ。寄ってらっしゃい観てらっしゃい!ただただ難儀なこのご時世に、観ては益ナシ損もナシ! ふらりと立ち寄るもまた一興! 手前取り出したるは大阪生まれの人情喜劇、『月夜釜合戦』!『Kamagasaki-War of the Great Caldrons』! 舞台はアベノハルカス、坂を下りて、行きつく先は釜ヶ崎。 飛田遊郭しきる、釜足組の大事な大事な代紋彫られたお釜の盃、流浪の芸人逸見にこっそり盗まれた。チンピラたちは大わらわ! 数撃ちゃ当たると手当たり次第、あっちでワラワラ探し歩き、こっちでボンボン買い漁る。それを観ていた、源次郎! 町一番の情報屋。釜が売れるー! 日雇いたちは仕事ほっぽり釜ドロボー。儲け話や!としたり顔は大釜狙い泥棒大洞、相棒カズ。一攫千金、大根一本わらしべ長者。傍で見ていた私娼メイと孤児貫太郎はあきれ顔。 帰ってきた二代目タマオ、昔の因縁キンタマ疼く。炊き出しの大釜守る活動家ゴンスケ、大洞かついで革命か? ダークホースは、まっちゃんやまちゃん。昨日のガラクタ、今日はお宝、釜ヶ崎は大沸騰! これって資本主義? そうやで! ヤクザ、泥棒、私娼、尻目に、釜を狙う後ろの正面だーれ? さぁさぁしれでは御開帳!開発迫る釜ヶ崎で釜を巡るカマの掛け合い、はじまり~。はじまり~。
愚連隊信栄会の会長・信(津川雅彦)は、大きな縄張りをもつ大浜組に対抗するため、鉄の規律で子分たちを使い、会を大きくしようとしていた。しかし、小遣い銭欲しさから、ヤス(川津祐介)たちは信の目…
>>続きを読む先輩ディレクターとの理不尽な上下関係、制作時の被写体との接し方に疑問を持ちながらも、小さな映像制作会社で働きながらドキュメンタリー作家になる事を夢見る須山(スヤマ)。未だその途中にありなが…
>>続きを読むクイズで日本旅行が当たり大阪へとやってきた香港の青年・九扇。ところが、ツアーコンダクターは片言の広東語しかできない女性・クミで、おまけにツアーの中身も超のつくドケチツアーだった。クミの案内…
>>続きを読むストリッパーの斡旋所「新宿芸能社」を経営する金沢夫婦の前に笠子が姿を見せたのは7年振りのことだった。笠子は、旅先から送金した金が500万になったので、そろそろ身を固めるつもりで帰ってきたの…
>>続きを読む東京と千葉の境界を流れる江戸川の下流にある漁師の町「浦粕」にやって来た小説家。彼は見知らぬ老人からべか舟を売りつけられた。青く塗られたその舟は「青べか」と呼ばれ、街の連中に馬鹿にされるが、…
>>続きを読む©映画「月夜釜合戦」製作委員会