月夜釜合戦の作品情報・感想・評価

『月夜釜合戦』に投稿された感想・評価

63

63の感想・評価

3.5

『月夜釜合戦』釜ヶ崎を舞台に映画を撮る意味で16㍉を選んだ監督は正解だった。時代と逆行したフィルムの粗雑な質感から垢も汗も埃も小便も包容する街自体の人間臭さが匂い立つ。1個の釜を巡って極道も浮浪者も…

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おむぼ

おむぼの感想・評価

3.7

白塗りの芸人おやじに盗まれたやくざの釜を巡り、街中の釜が高騰していく『釜泥』という落語を基にした労働者、立ちんぼ、アジテーター、ヤクザといったアウトサイダーたちの一波乱を描いた話と、その全ては大手ゼ…

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先月の中旬、今作と大島渚『太陽の墓場』の舞台である大阪西成区へ出向いたが、映画で見るような強烈な匂いは影を潜め、中心地には再開発の影響で整備されたホテルなどが立ち並ぶ垢抜けた様子であった。この映画の…

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めちゃくちゃ面白かった

都市開発で消えゆく釜ヶ崎(大阪西成)の景色、炊き出しに列を作る日雇い労働者や地元のヤクザ、都市開発に反対する運動家などなどを背景にして、生き生きと被写体が動き出すフィクショ…

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Jaya

Jayaの感想・評価

2.4

このレビューはネタバレを含みます

釜ヶ崎で釜を奪い合うお話。メイ、ダンス以外の演技が酷い。まっちゃんやまちゃんは味が出てたのに周りが下手なんで全然生きてない。

釜というモチーフ自体は面白いのですが(といっても「釜泥」の換骨奪胎のよ…

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一回歌い踊れば何度だって歌い踊ってよいはずである。何故なら、一度歌い踊ってみせたから。一度歌い踊った者は、また踊るという認定を受ける。こいつはまた歌い出すかもしれないという疑念を生む。つまりこいつか…

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釜ヶ崎を舞台に猥雑な空気感がフィルム撮りによって臨場感たっぷりに描かれるヤクザと立ちんぼと日雇いとグータラが人間模様に今は昔の反体制感も漂うドヤ街物語。「月夜に釜を抜かれた」警察の姿に西成の暴動を思…

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新文芸坐で嵐電との2本立て上映。
The日本映画を16mmフィルムで見るという、とても贅沢な時間でした。
ただちょっと、長い.......。
SKE

SKEの感想・評価

3.7
長い。このフィルムの質感には相応しい題材だが明らかに中弛みしてる。
【詳述は、『嵐電』の欄で】反時代的・反権威・反慣習の本作は、只、はみ出した・好ましい我々の原点が肩の力抜き、堂に入って、何よりもあり得べく、生き抜いてってる。
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