ゲイリーゲイリー

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイのゲイリーゲイリーのレビュー・感想・評価

3.0
目的を達するためには、手段を選ばない。
それを正義と言えるのか‥。

とは言いつつも、本作は前作よりも正義と悪の境界線がクッキリしていた様に思う。

本作は前作よりもアクション映画要素が強く戦争モノや、スパイモノなどが好みの方にはオススメだろう。

個人的には、麻薬戦争に身を投じた物が正義と悪の区別がなくなっていく過程に焦点を当てて欲しかった。(マシュー・ハイネマン監督の「カルテル・ランド」の様な)

ただ、ベネチオ・デルトロ演じるアレハンドロのキャラクターが前作よりも掘り下げられていたのは良かった。
彼が人質の娘に対し、自らの娘を投影してしまう心境などは、前作よりも人間味が垣間見えた。

それでも続編があるのならば、是非ともドゥニ・ヴィルヌーブにメガホンを取って欲しい‥。