真っ黒こげ太郎

リミット・オブ・アサシンの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

リミット・オブ・アサシン(2017年製作の映画)
3.5
任務に失敗し、一度死んだ組織の殺し屋トラヴィス。
彼は組織の蘇生技術により蘇るが、与えられた命は24時間しか持たなかった!
その後事件に携わってたインターポールの妻子を助けたりしてる内に正義感に目覚めたトラヴィスは己が捧げてきた組織に戦いを挑む!!!


上記のあらすじを見れば通り、「24時間の命」だの「正義に目覚めた主人公」だのと言ったアレコレはありつつも、お話的には正直陳腐といっていいです。
ストーリー的には正直特に目新しい所はないし、主人公の命に時間制限がある割にはタイムリミットサスペンス的な物は皆無。
話も結構行き当たりばったりだし、ドラマ部分では結構な頻度でだれる所も。

とは言え、監督がスタント畑な為か、アクションは大迫力!
しかも、結構な頻度でアクションが展開されるのが嬉しい。
迫力ある銃撃戦に、勢いのあるカーチェイス!!ラストの組織での大バトルも見ごたえあり。
主人公も強さの塩梅も丁度良く、適度にダメージを受けたり流血したりするのは良いね。

ただ、ラストにタイマンが無かったのは少々残念かな。対立する敵の中に飄々とした態度の男がいたが(「アウトレイジャス」のゲイリー・ダニエルズさんみたいな)、そいつと戦うわけじゃなかったんだよね。(ネタバレになるから詳しくは言えんけど。)
まぁ、主人公は死にかけだからしょうがないけどね…。

残念な所はあったし、話や展開的にはアレな所が多かったけど、適度にドンパチやアクションを摂取できたので、個人的にはそれなりに満足いたしました。

期待しすぎると少々ハズすかもしれんが、ドンパチ多めなB級アクションが好きならそれなりに楽しめると思います。(あくまで”それなりに”ですが)

まぁ、気になってた大作のついでにでも借りて観てくださいな。