まずはこのタイトルなのに全面協力したという富山に拍手ですよね。
「アメリカン・グラフティ」を意識したかのような、車内のシーンが延々と続くが、それが、今の日本の地方の均一性、閉塞感を見事に表現している。
橋本愛、門脇麦はいつも通り良い。せっかくなので二人が共演するシーンをもっと観たかった。ストーリー上の都合ではなくスケジュールの問題であったならちょっと悲しい。で、二人とも女優業への「退屈」を感じ始めないかと何か不安になった。低予算映画界のスターのようになって・・余計なお世話だが。
柳ゆり菜さんは発見だった。東京に行きたかったのに行かなかった地方の女性の苛立ちや立ち位置を見事に表現していた。
