フェルビナクさんの映画レビュー・感想・評価

フェルビナク

フェルビナク

映画製作に携わっている皆さんをすごくリスペクト。だから感情的な「悪口」は書かないように注意してます。雑食です。どんなジャンルでも作り手の「狂気」が潜む映画を観たい。なるほど、というレビューを見つけたらすみません、いきなりフォローさせて頂くこともありますがどうかご容赦下さい。ベストムービーはこの一年ぐらいで観た映画から。

映画(75)
ドラマ(0)

アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

日本では、映画の劇場ファーストランでは、大人は一回、1,800円。もちろん、ムビチケ、各種サービスデー、シアターの年間会員、マイレージなどあれこれ利用する方が多いと思うし、逆にIMAXや4DX、特別な>>続きを読む

ジュリアン(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

序章的な短編があること、
原題が「親権」であることなどは、
事前にはまったく知らずに観たので、
親どうしが手段を尽くして子供を奪いあうような
騙し騙されのサスペンスかと思ってた・・

ということもあり
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.8

大泉洋主演の北海道シリーズ三部作の第三作。
毎回ひとつの「食」がテーマで本作はチーズ。

監督が代わったんですね。

明らかにその影響で、
これを三部作と言っていいのかどうかわからないほど、前二作とは
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ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)

3.0

大泉洋主演の北海道シリーズ三部作の第二作。
毎回ひとつの「食」がテーマで本作はワイン。

第一作の「しあわせのパン」は、
リアルとファンタジーの融合が適度で、監督がすべてのルールを決める「箱庭」の中の
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.9

大泉洋主演の北海道シリーズ三部作の第一作。
毎回ひとつの「食」がテーマで本作はパン。

この映画は典型的な「箱庭映画」(あ、勝手に自分が作ったカテゴリーです。すみません。「グランド・ブタペスト・ホテル
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.7

大手邦画ではよくあることだが、演出は説明的で、劇伴も大仰で過多。テレビではなく劇場という閉鎖空間で観る作品に関しては、音楽で無理に誘導するようなことはせず、もう少し我々お客さんの理解力や集中力を信頼し>>続きを読む

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

4.2

好きな映画でした。

テレビドラマだけでなく映画でも、爽快感や正義、勧善懲悪を第一とした「社会派風」のライトなサクセスストーリーばかりが増えている今の日本で、この物語を企画、制作したスタッフの志に(勝
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愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)

3.3

邦画では見つくした感もある若い人の病気モノ。映画としても正攻法で無難といえば無難。

ただ、特に、嫌な思いはしなかったです。
捻くれた自分でもちゃんと泣けました。
それぞれの親の心情がきちんと描かれて
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

地上波テレビ局制作、しかも厚生労働省とタイアップ(観たがる中高生の親を安心させて動員を増やしたかったのでしょうか)、という時点で、もちろん「バトル・ロワイアル」みたいなことにはならず、きっと誰も殺され>>続きを読む

MOST BEAUTIFUL ISLAND モースト・ビューティフル・アイランド(2017年製作の映画)

3.0

前半は、ニューヨークに住む不法移民の生活の厳しさ、社会保障などの後ろ盾がないことの不安がドキュメンタリー風に綴られる。後半は一転、「このあと一体何が起こるの??」という焦らしのミステリーに。

セレブ
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チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.5

R15じゃなくて、R18だったら監督はもっと攻められただろうか。いやそれどころか数十年前の邦画のように暴力や、薬物などの表現がより自由だったら? (自分にとっても、かなり古い例えでなんですが)本作は「>>続きを読む

喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

3.6

原題が「THE MERCY」(慈悲)。自分は不勉強だったが、英国本国やヨーロッパでは、かなり有名な実話らしいので、基本的には、事件から約50年、「そろそろ(主役の)ドナルドの行動の再評価を行い、赦しを>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

3.9

ロッキーシリーズの中で、「4」は、一番、苦手だった。社会の片隅に置き去りにされたような男こそがロッキー・バルボアだと(勝手に)思っていて、自由主義社会を代表する「キャプテン・アメリカ」のようになってし>>続きを読む

アストラル・アブノーマル鈴木さん(2018年製作の映画)

3.0

地方在住の自称YouTuberが、テレビからの取材依頼に舞い上がる。そして、製作サイドも、YouTube向けであったはずの作品(連続17話)を、既存メディアでブレイクしようとしている女優さんを主役に据>>続きを読む

YUKIGUNI(2019年製作の映画)

3.7

同時期公開中の「世界一と言われた映画館」にも登場する、スタンダードカクテル「雪国」の創始者で92歳にしてなお現役のバーテンダー・井山計一氏。山形県酒田市在住。「世界一と言われた映画館」の監督が撮影を担>>続きを読む

世界一と言われた映画館(2017年製作の映画)

3.0

タイトルに惹かれて鑑賞。山形県・酒田。町を焼き尽くした火災の火元が、皆が愛していた映画館、それも、かの淀川長治氏から「世界一」と言われていた特別な映画館だった、という事実。故・大杉漣さんナレーション。>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.7

大泉洋はさすがの好演で、だからこそ演じた鹿野さんって本当はどんな人? 経済力は? 周囲の人々の真意は? 等々、鑑賞後に色々な事情を知りたくなって、原作となったノンフィクションを買って読んでみた。

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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.8

久々に観ました。タイムマシーンがどうのこうのというよりは「時間」をもてあました大学生たちが「時間」とのんびり遊んだ映画。登場人物たちの危機感の薄さが映画的な非日常感を連れてきてくれて心地よい。

若い
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

娘を犯罪で失った母親・ミルドレッドのやることはかなり強引で、警察署に放火した時はさすがにやり過ぎだと思ったが、ただ、健全な議論や公平な価値観が失われてきている現代では、これぐらい無茶なことをしないとも>>続きを読む

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.0

アルゼンチンのブエノスアイレスに住む88歳の仕立屋・アブラハムは、財産を子供たちに譲り渡したあと、家族から逃れるように、ポーランドへと向かう。第2次大戦中のホロコーストから自分の命を救ってくれた親友に>>続きを読む

アンストッパブル(2010年製作の映画)

4.4

この作品を最初に観たのは国際線の飛行機の中だった。尺も内容も、食べて寝ること以外にあまりできることのない場(当然エコノミー)ではちょうど良いかな、と思って。

そしたらあまりに刺激されて眠れなくなり、
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.7

やっぱり凄く面白かった。観終わって1ヶ月経っても頭の中でクイーンの曲が時折り鳴り響く。とにかくその中毒性にやられる。

一方で冷静になって振り返ってみると、もちろん、AIDSやLGBT という特別な要
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

書くのが遅くなればなるほど、レビューの難しい映画になりました。批判すると「こいつ、あえて斜に構えやがって!」みたいな感じで叱られそう。。

ワークショップに集った無名の仲間たちの超低予算作品が多額の興
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.9

この方向の映画はいうなれば「箱庭映画」だと思います。

ある唯一神=監督が作った「箱庭」の中の話なので、神が決めたルールに基づいて、すべての人物、美術、乗物、建物、風景が配置されている。

だからリア
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シムソンズ(2006年製作の映画)

3.8

久々にDVDで観て、昔と同じく泣いてしまった。

演技もぎこちなく、大泉洋がなぜその理由で「恥」とまで言われなければならないのか、常呂の人たちはそんなに心が狭くはないだろうとか、気になる点ばかり。その
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ディアーディアー(2015年製作の映画)

3.5

今の自分の生活が物足りなかったり不幸だと思っていればやっぱり何かのせいにしたくなる。それを過去の原体験に求める、そんな人たちはたくさんいる。正直、自分にもそんなところはある。なんでもいいから今の自分の>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブラッドリー・クーパーの色気とレディー・ガガの歌唱力が凄い。それがほとんどすべてといってもいい映画。ストーリーは古典的だが、それはリメイクだからある程度は仕方が無い。

ただ、クーパー、自分としては、
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.9

日本人って世界中どこに行っても日本人なんだな、と思った。人との適度な距離感の取り方と仕事への忠実さ、食卓への信頼感。究極の外国ともいえる南極に行ってもそれは変わらないわけだ。

それがシビアな国際関係
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海街diary(2015年製作の映画)

4.2

この映画、自分は好きです。

普通に生きる普通の人々が、人生の大きな転換点を迎える。でもそれを大仰に嘆いたり喜んだりするわけでもなく、静かにそれぞれの運命というか役割を受け入れていく。

美味しそうに
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.8

「娘」のイジメの克服の方法、聾唖者への都合も聞かないいきなりの平手打ち、初対面の大学生への無防備さなど疑問点は多々ある。主役の圧倒的な演技力と「死が迫る母」という泣ける要素で無茶をカバーしているところ>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

4.8

いやー、面白い。

高級スーツの仕立て屋が秘密組織ってくだらなさすぎるがあまりにもオシャレ。会話も仕草もすべてかっこいい。グロが苦手な人はところどころなんだか?かもしれないが、ブラックジョークとして許
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

老夫婦殺害事件を巡ってエリート検事・最上(木村拓哉)と、新人検事・沖野(二宮和也)がせめぎあう。捜査の過程で被疑者・松倉は過去の女子高生殺害をあっさりと認めた。実はその殺された女子高生は、最上の幼馴染>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

3.9

映像だけみれば旅の先々の人々の暮らしからアラスカの大自然まで、アメリカの様々な様相を美しいカメラワークで多彩な角度から切り取った極めて上質な作品だ。

一方、内容は、資産家の息子が家出して色々な出会い
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.5

まずはこのタイトルなのに全面協力したという富山に拍手ですよね。

「アメリカン・グラフティ」を意識したかのような、車内のシーンが延々と続くが、それが、今の日本の地方の均一性、閉塞感を見事に表現している
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.4

韓国の映画は社会や政治をエンタメ性を保ちながら描くのが本当に上手い。市民の力が社会を変えていくストーリーはやはり素直に胸を打つ。それが史実に基づいているとなればなおさらだ。

映画としての構成も素晴ら
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ごっこ(2017年製作の映画)

3.5

埋もれかけていたというこの映画を世に出した方々の努力は本当に素晴らしい。

子役の演技は確かにみごと。主役も良い。怖いし切ない。

でもカメラワークが何ヶ所か気になったし、幼馴染の婦警さんがラスト近く
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