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ジュディーを探してのkuuのレビュー・感想・評価

ジュディーを探して(2017年製作の映画)
3.3
『ジュディーを探して』
原題The Clapper.
製作年2017年。上映時間90分。

ディート・モンティエル監督自身がが2007年に上梓した小説『Eddie Krumble Is the Clapper』を原作としているアメリカ合衆国のコメディ。

監督はディート・モンティエル、主演はエド・ヘルムズが務めた。

エディ・クランブルは通販番組のサクラとして生計を立てていた。
そんなある日、エディは偶然立ち寄ったガソリンスタンドで働いていたジュディに一目惚れした。
しかし、エディは彼女に思いを告げる勇気がないヘタレ。
その頃、深夜番組の司会を務めるスティラーマンはエディがサクラである可能性を疑っていた。
調査の末、スティラーマンはエディがサクラであることを断定し、その事実を番組で報道した。
その結果、エディは俳優の夢を絶たれることになった。番組のクルーがエディの身辺を執拗に嗅ぎ回った結果、とばっちりでジュディが解雇されてしまった。。。

今作品は中心的なお話に据えてる
『クラッパー(さくら)』部分は悪くなかった。
せや、色んな部分で奇妙な作品でした。
有名になることが望ましい、
金銭的利益のために人を利用してもよい、
欲しいものがあれば、それに伴うモラルや責任に関係なく手に入れるべき、ちゅうある種の長年の考え方の評価と比較すると、
『少しはマシな人生を送りたい』って感じのHow to本の要素を持つよいお勉強にはなるかな。
有名になること、そして基本的に何もせずに金持ち(&有名)になることへのアメリカの執着(現代は発展途上国すべてかな)がここでは軽く見られてて、脚本がなぜエディとクリスという登場人物にあのようなオツムの弱いのを求めたのかわからない。
ゼニや、地位の向上の誘惑は誰しもが受けるものやし、確かにアメリカの富裕層の覇権はある程度示され、試されているんやろな。
しかし、エディとクリスがのバカ正直ゆえに騙されやすいということを見せる必要はなかったんちゃうかと思います。
世界一大国の人々が、ドルを崇拝し、他の人を犠牲にして一儲けすることに固執する、なんて揶揄される国で、どのように生計を立てるのが難しいかをパロディ作品で観てる側としては興味深かったです。
利用されたり捨てられたりすることは誰にとっても不愉快なことであり、ヒルトンやらカーダシアンみたいな下衆なことでゼニを稼ぐようなことは、ネットワークがそのような能力のなさを持ち上げて広告を売ろうとするのをやめ、その空虚さが認識され、最終的に終わることを願うかな。
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