青

ペンギン・ハイウェイの青のネタバレレビュー・内容・結末

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

めっっっっちゃ爽やかで可愛いジャパニメーション版『インターステラー』って感じ。
原作は未読の状態で鑑賞した。
世界の果ては、折りたたまれて、内側にある。

公開当時Twitterで謎に炎上していたので、映画館では観ないでおこうと決めたまま、今日になってしまった。宇多田ヒカルが主題歌を担当していることは知っていたので気になってはいたが、そこまで話題になった作品でもないし忘れていた。
夏だし、時間あるし、せっかくだから観てみるかと思って観てみたら、お気に入りの作品になった。
もちろん、不満点はたくさんある。いじめっこの描き方が雑であること、登場人物の表情が分かりやすすぎること、女の子を感情的に男の子を論理的にという分かりやすすぎるステレオタイプキャラとして描いていること、などなど。
でも夏に観るアニメとしては、ワクワク感とどうしようもない切なさが丁度よく同居しているため、お勧めできる。

Twitterで炎上していた内容は、確か主人公がお姉さんの胸を好きすぎて気持ちが悪いというもの。気持ちはわかる。映画を観に行った少年少女が女性の身体へ過剰な観念なり信念を形成してしまうことを懸念したくなる。胸に執着しすぎ。すくすく成長している証拠だと言えるかもしれないが、それをNOと教えるのが大人からの教育だという批判はあるかも。でも、あの主人公の場合には研究対象で、自分の性欲に気がついていないという可笑しさ、未熟さがあるからセーフなのかな。というか、触ってないし。
青山君には、ぜひ「NASU」に就職してもらって、いつかお姉さんと再会してほしい。
(追記: 小説を読んだらラストの印象が微妙に違った)

宇多田ヒカルの歌詞の意味が良く理解できて良かった。
青