あすとろ

サーホーのあすとろのレビュー・感想・評価

サーホー(2019年製作の映画)
4.0
ようこそ、万歳世界<サーホーワールド>へ…

数多の犯罪組織が街を支配する大都市ワージー、ある日その組織のトップであるロイが交通事故に見せかけて暗殺されてしまう、組織の一員でありトップを狙うデヴラージが後継者の座を狙うが、ロイの息子も後継者として名を上げる。
そんな中、ムンバイでは200億ルピー相当の大規模窃盗事件が発生。
捜査が難航する中警察は助っ人として潜入捜査官のアショークを呼び出す、彼と共に捜査を進めていくにつれどんどんと新たな謎と巨大な陰謀に巻き込まれてゆく…というストーリー

アクションの臨界点!
これをアクションの頂点と言わずして何と言う!
約3時間の上映時間に全てのエンターテインメントをぶち込んだ野菜マシマシ脂マシマシニンニクマシマシな超超超ハイカロリー作品!
あまりにもの過剰アクションのせいで一回体調悪くなってもう一回元気になれる、という初めての体験をしました笑

本作、脚本の荒さなどツッコミどころはまあまああるんですけどそれを圧倒的な映像と展開のパワーでねじ伏せているのであまり気になりません
ただ「すげーーー!!!」以外の感想が生まれにくい作品ではあるんですよ、、、
「怒涛の伏線回収!」や「メッセージ性がすごい!」というような作品ではなく良くある王道の娯楽作品の頂点のような映画でした(自分自身、インド映画の知識がとても乏しいからかもしれませんが…)

ですが上でも言ってる通り、強烈なアクションが見どころなんですよ、上映時間169分のうち300分くらいアクションを味わえます!
CGのクオリティはめっちゃ高い!って訳ではないのですが、内容自体がハイカロリーなのでそこまで気になりません
起起結結転転転結転転結結結結のような怒涛のラッシュで畳み掛けてくるのでどこぞのノーラン作品のように「理解するな、感じろ」的なアクションになってます!
インタビューで主演のプラバースが「全部ぶっ壊した」と豪語してましたが、本当に文字通りの意味でぶっ壊してます。
めちゃくちゃ景気の良い作品です!

既にDVDは発売してる作品ですが未だに劇場で上映してるところがあるほどカロリーカルト映画になってる本作、「アクション映画が好き!」だったり「とにかくスカッとする映画が観たい!」と思ってる方へ確実にオススメできる作品です!
本作1本で完結するような作品なのでインド映画デビューとしても問題ない作品だと思います!
是非このサーホーワールド、ご賞味あれ!オススメです!サーホー!!!
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