むぎちゃ

博士と狂人のむぎちゃのレビュー・感想・評価

博士と狂人(2018年製作の映画)
3.2
なーんか久々にドラマドラマしたドラマを観たなぁ…


とりあえずショーン・ペンがかっちょいい。これだけで鑑賞料金の元は取れる。

斬新な発想で辞書作成に取り込むマレー側のストーリー展開と、統合失調症の殺人犯マイナー(今で言うPTSD?)側のストーリー展開がリンクしてからが本番だが、観客はリンクすると分かっているので「早くして欲しいな」と思っちゃうのは避けられないのよね…。
とは言えあの書物の中から挑戦状を見つけるくだりは良かった。

あの院長も、時代に則して考えると至ってまともで尚且つ純粋な医者の部類だったんじゃないかなぁと思っちゃったな。
ゲロ吐き チェキ撮影会療法の意味は分からないけど、ロボトミーだって時代が時代なられっきとした医療行為だった訳だし。

紆余曲折あってうんぬんかんぬんでラストシーンな訳だけど、あれ何なのかな?
窓を見つめる視線→窓とその外の景色、手入れをする人物→再度見つめる視線→景色から人物がスーッと消える…
映像的に明らかにマレーの視線なんだけど、奥さんは幻覚か何か?って思っちゃって…。
その後の映像で時間の大幅なジャンプだと分かるんだけど、もしかしたらおかしくなっていたのはマイナーではなく彼の方だったのか?的なストーリーだったらそっちの方が面白そうだな…笑


あとドラマドラマしたドラマってなに?伝わる?
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