サラリーマン岡崎

ライトハウスのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

ライトハウス(2019年製作の映画)
3.9
パンフレットがこの映画と同じくらい体力必要なくらいな量あるし、冒頭シーンを日本風漫画にしてるし、ロバート・エガース監督と『ミッドサマー』のアリ・アスターが好きなホラー映画とお互いの映画の褒め合いしてる対談載せてるし、まぁまぁすごいつくりになってるのでオススメです笑

このパンフの構成からもわかるように、
とてつもなく変な映画です。
そして、一番の衝撃はエンドクレジットに来ます。
この作品は事実をもとに作られたフィクションとのこと。

冒頭、それはもう胡散臭そうなウィレム・デフォーに比べ、とてもまともにみえるロバート・パティンソンですが、
段々と彼の露悪的な部分が露呈してくる様が面白い。
性欲酒欲に駆られていき、暴力的にもなっていく。
冒頭に島に行く船のシーンからあからさまにセットに見える映像の見せ方から、狭い灯台の島での暮らしをみてたら、狂うのはわかる。
ただ、ロバート・エガース監督はそれを慈悲にはさせず、完全に罰せようとするところが趣味が悪い。
欲望に駆られた者には、制裁をということで、
自然界のあらゆるものが、彼に罰を与えていく。
そりゃ、アリ・アスターと仲良くなりますよね…笑
でも、悪趣味な方向にいかせるのであれば、もっと落ち込むような展開を存分に入れ込んでもらいたかったのもあったかな笑
アリ・アスターに慣れ過ぎて、俺が麻痺してるのかな?笑