良かったとこ レネー・ゼルウィガーの歌唱力
声がジュディ・ガーランドに似ているとは思わないけれど、ちゃんとボイトレして自分の持ち歌のように堂々と歌い上げるので、ショーのシーンだけで十分観る価値があった。By MyselfとかGet Happyあたりが特に自分のものにしている感があった。
ダメだったとこ1 グダグダしているドラマパート
薬物依存で不眠症で神経症的でもあるジュディ・ガーランドというキャラクターを描くためとはいえ、歌以外のドラマパートがあまりにもグダグダ。客前に立てるかどうか心配していたのに、歌ってみたら全然問題なかった！みたいな、物語としてのロジックを無視したエピソードが続く結果、観客もジュディ・ガーランドのわがままに不安定さに付き合わされているだけ。
ダメだったとこ2 ジュディ・ガーランド以外のキャラの軽薄さ
ジュディ・ガーランドに優しい人は常に優しく、信用おけない人は最初から信用おけないといった、薄いキャラクターたちに囲まれているため、なおさらドラマパートがつまらなくなっていた。
