もう、これは、言っちゃ悪いけど半分以上は期待して無くて、
今まで少年ジャンプ原作物の映画化作品は、幾つもの失敗を経験してたし、
まぁ、気楽に観ていこうというような、
イージーな気持ちで観たのが、逆に功を奏したのかも知れないです。
最後まで、結末も気になりつつ楽しんで観れたので、
これはこれで、結構良かったと思いますね。
やっぱり、今回は主演の二人が、持ち味を存分に発揮してたトコが、特に良かったです。
中島健人は、もうルックスの甘さときたら、
本当に最近のジャニーズの中でも、飛び抜けてる感じですが、
今回は表情の演技、特に変顔が突き抜けて良かったと思います。
まぁ、変顔しててもスウィートさが存分に残ってしまってるんですが、
その「イケてる変顔」っていう、
中島健人じゃなきゃ出来ないような、
斬新な部分の表現は絶妙に上手かったし、
この主人公役には、程良くハマってたと思いましたね。
中条あやみも、その出で立ちは、絵に描いたような、
ある意味、漫画的な完璧さ備えてるし、
この金髪で青い目のヒロインを、ヴィジュアルだけで魅せてしまうという、
それだけで、もう十分にスクリーンに映えまくってたし、
彼女のスタイルと瞳の力が無いと、成立しないような、唯一無二の魅力が全開でした。
こういう漫画チックな役柄が多い印象はあるけど、
今はそのまま、その美貌を思う存分、武器にして欲しい女優さんですね。
でも、いつかは自然な役柄を演じる彼女も見てみたいなぁ。
そんなわけで、
二人の美男美女、
二人のナカジが、
互いにコメディアン、コメディエンヌぶりを見せてくれる、
楽しいラブコメディだったと思いました。
レンタル版には、そんな二人の対談も収録されていて、
少しだけ撮影の裏話なども聞かせてくれるので、
そちらも楽しめました。