実は…近所じゃ公開されないと思ってたんだ…。
チラシもないし、映画館のサイトの公開予定にもなかったし…。
しかし、サイトの予定になかっただけで、調べたらちゃんと公開してた！！やったあ！！！
(でも、できれば事前に公開予定の作品の個所に入れといてよ！近所の映画館のホムペ！)
当然、劇場に駆け込みました！！！
「イップ・マン 継承」でイップマンに負け、武術界を去ったチョン・ティンチ。
彼は汚れ仕事からも足を洗い、小さな食料店で息子と静かに暮らし始めた。
だが、街を仕切る犯罪組織に追われる人を助け、犯罪組織の恨みを買い店を焼かれたり、汚れ仕事のトニー・ジャーさんが襲ってきたりとえらい目に合うのだった。
その後、チョン一家は助けた家族が経営するお店にお世話になるのだが、犯罪組織が介入し、チョンは麻薬絡みの事件に巻き込まれる。
「イップ・マン 継承」でラスボスを務めた、チョン・ティンチを主役に据えたスピンオフ作品。
実を言うと、マックス・チャンさんの出てる作品は結構見てるんですが、正直あんま覚えてなかったりします。
「ドラゴン×マッハ！」でいい動きしてたのは何となく覚えてるんですが…。
「イップ・マン 継承」の時は正直あまり覚えてないし…。
(でも「序章」と「葉問」のラストバトルは割と覚えてる、何でだろうね…。)
そんな訳でこのマックス・チャンさん、アクション俳優としてはどんなもんなんだろうか、と思ってましたが…。
もうスゲェ！！！！ すっかりマックス・チャンさんの虜になってました。
流れるような動きかつキレッキレで、その凄まじい格闘アクションを拝めただけでも、劇場に来た甲斐があるってもんです。
他の人も、ミシェル・ヨーさん、シン・ユーさん、トニー・ジャーさんと、皆動ける人揃い！
特にデイブ・バウティスタさんのパワフルかつ超勢いのある動きには度肝を抜かれました、あんなアクティブに動けるゴリマッチョさんは初めてみた…。ｗ
アクション演出も、看板の上を飛び回るバトルに、アクロバティックな火災脱出、ワイングラス押し付けバトル、ミシェル・ヨーさん率いる組織との大バトルに、ラストの詠春拳の完全開放等、どれもバリエーションに富んでて、観ていて楽しい。
話は、悪党が非道の限りを尽くし、怒りの主人公が戦うという超ありがちな話。
だが、正直中盤でダレてしまったり、後半に進むにつれて主人公の息子さんが空気になったりと荒がやや多めだったりするのは残念。
後、悪い奴のいくつかがお咎めなしで終わってたり、トニー・ジャーさんが予想以上にチョイ役だったりするのも残念でした。(ジャーさんの最後のアレもどうかと思った)
とは言え、話はそこまで破綻してるわけじゃないし、息子を守るために戦うパパの物語や、大切な人たちが殺され怒りに燃える等、純粋に話も分かりやすく、ドラマも面白く観れた。
荒い所もありますが、それも香港映画の「味」でしょう。
格闘アクションや功夫映画が好きなら十分楽しめる良作です。
一応「イップ・マン」シリーズを観てない人でも楽しめるとは思いますが、やはり前作の「序章」「葉問」「継承」を観ておくと更に楽しめると思いますよ。
どれも素晴らしいカンフーアクション映画なので！
