暑苦しくて、重い作品でした。
まず舞台が砂漠ってのがつらい。
その途方もなさがしんどい。
リチャードというバカっぽい男の愛人であるジェニファーは、砂漠に立つ彼の別荘にやってきた。そこでリチャードの狩猟仲間だという二人の男と出会う。
最初のうちは楽しくやってたのに、狩猟仲間の男にジェニファーは犯された。
ボロボロになった彼女はさらに、崖から墜落し、背中から串刺しに。死んだよね?これ死んでしまったよね…?と誰もが思った。
ところが彼女…
生きていたのである!
息を吹き返したのだ!
その生命力にあっぱれだ。
満身創痍も満身創痍…一度死にかけた彼女だが、砂漠の中、虎視眈々と男たちへの復讐の機会を伺う。
しかしどうやって、
男3人を相手に戦うのか?
ちゃっかりペンダントに仕込んだペヨーテ(サボテンの一種で乾燥させると幻覚作用をもたらす麻薬になる)で、覚醒する!
途中、『トゥームレイダー』に見えたり、「マッドマックス』に見えたりして、わたしペヨーテなんか口にしてないよな…これ幻覚じゃあないよな…などと思ったりしました。
武器が狩猟用の銃なので、その威力は凄まじく、例えば肩を打たれたとしてもそう簡単には動けないはずだが、登場人物はみな同様に生命力に溢れていて、がふがふッ…呻きながらもガンガン動きます。
ホラー顔負けの
血みどろ作品でした。
ラストの別荘でのぐるぐる攻防は、周回遅れになったり、逆走したりすると解決しそうだなと思いました。
それに最後の最後のリチャードの股間のモザイク…血みどろ過ぎて見えへんし、結構遠めやし、うつ伏せやし、いらんでと思いました。
53/2025