すいか

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のすいかのレビュー・感想・評価

3.9
気になっていたけれどなかなか観る気分にならなかった作品。でも、みなさんのレビューを読みながら、観ようかなと行ってきた。とてもよかったです。

映画の中での鹿野さんの生き方は、筋ジストロフィーというハンディキャップを背負っていても、自分の生きたいように生きると決めた彼がたどり着いたやり方。最初は、これが実にわがままにこちらには映る。うーむ、これをわがままって考えるところが、根本的に見直さないといけないところなのだ。だって「助けてもらわないとできない」のだから。
それを堂々と言う彼は、すごい。と、途中から見方も大きく変わった。
ボランティアさん、こんなに彼のために時間を削ってすごいなー、と思ったけれど、彼らは皆、「家族」なのだ。みんな、彼を同情すべき障害者としてでなくて、彼を1人の人間として、対等に向き合って、彼を愛していたことが伝わってきた。
鹿野さん、ロックでした!

大泉洋さん、高畑充希さんがとても良かった。
すいか

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