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SHOOT X 霊撮ゲームのhorahukiのレビュー・感想・評価

SHOOT X 霊撮ゲーム(2018年製作の映画)
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お祓いを受けずに公開しちゃったマジでヤバイ心霊ドキュメンタリー。

早くも今年の劇場公開ホラーのNo. 1が決まりました。まさかこんなヤベェもんを公開しちゃうなんて。どんな経緯で公開に踏み切ったのかマジで謎。間違いなく邦画ホラー史に残る大問題作!!あえてのスコアなしです!

あらすじ…
廃屋で開かれる心霊ゲーム。それは夜更けから夜明けまでの間、三人一組で廃屋の中でカメラを回し続けるというもの。そしてもし霊を撮影することができれば賞金1,000万円が貰える。それぞれに金が欲しい参加者たち数組がこのゲームに参加。しかし、参加者たちが少しずつ行方不明になり始め…。

ところどころにね。ヤバイもんが映っちゃってるんですわ。人の後ろとかに人みたいな影とか、画面端の方で窓から少しだけ垂れ下がってる手とか。そんで参加者は誰もそういったことに気づかないんです。本当にただ映りこんでしまった「何か」。

そんでね。その「何か」がゲーム参加者たちにも少なからず影響を与えちゃうのかわかんないけど、ちょっとずつ参加者がおかしくなっていったりとかしちゃうんですよ。最初はヤル気マンマンだったのに、段々と弱気になっていったり、心ここに在らずな状態になっていったり。そして、極度のストレスからか攻撃的になっちゃったり、その矛先が他の参加者に向けられていったりね。

この廃屋に漂ってるこの世とは思えないほどの異様な雰囲気に耐えられずに逃げ出したのか、それとも何か良からぬことが起きているのか、少しずつ人が居なくなっていくんです。「え?マジで何が起こってんの?どういうことなの?」とか思ってるうちに突然映像が途切れてしまい、突き放されたように幕切れとなる。トンデモナイ映像を見てしまったという、今すぐにこの場から逃げ出したくような余韻だけを残して。


そんな感じで、精一杯褒めてみようと思って頑張りましたが無理ですね。もちろんヤバイ映像でもなんでもなくて、幽霊とか垂れ下がる手とかを素人が作った雑コラレベルの低クオリティで合成したモキュメンタリーです。あ!あとNo. 1ってのは下から数えてです。こんな最低最悪な作品を劇場でやっちゃったってのはホラー映画史に残すべき事実!見終わった後、せっかくの休日を無駄にしてしまったという後悔でテレビの前から逃げ出したくなっちゃいましたよ。わざわざ取り寄せまでしたのにね。
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