偽名祐司

ペット・セメタリーの偽名祐司のレビュー・感想・評価

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)
3.0
キング初期の作品をブームに乗ったのか再映画化。
シンプルな話なので映像化としては成功してると思います。
蘇ったエリーの造詣の微妙な崩れ具合が素晴らしいです。

話はアプリ参照で
医師のルイスは妻レイチェルと娘エリーを連れて郊外の妻の元実家へ引越した。
家だけでなく広大な森も敷地にあり裏の森にはペットを埋葬する為の「ペットセメタリー」が存在していた。
妻の過去のトラウマが蘇り、娘の愛猫のチャーチがトラックに轢かれ落ち込む娘をなんとかする為に夫は隣に住む老人に導かれるようにペットセメタリーの奥地にチャーチを埋葬する。
翌日チャーチは何事も無かったように家で娘と遊んでいた。
一体墓地で何が起きたのだろうか。

何故今又映画化したのが本気で不思議ではあるのですが。
引越し直後にトラック全速力で通り過ぎる時点でもういやな予感しかしない訳で。
後はだいたい予想通りの展開でして。
墓地の正体が判明した後も割と予想通り。
シンプルな作品なので当然ですかね。
予告やポスターでも書かれてるので全員解ると思いますがつまりあれです。猫からの娘です。

この蘇ったエリーが実にビジュアルが素敵なのです。
同じくトラックで轢かれた死因なので
当然土葬であるアメリカでは成形術を施した上で埋葬するのです。
顔とか見た目をきちんとした上で。
それからの復活なので当然後頭部には縫い瘢があるし、顔も左右で微妙にずれていたり。そういうぱっと見ちょっと顔色悪いだけで後は普通、を少し崩してる姿がとてもインパクトあります。

後、救急で助けられなかった黒人とかレイチェルのトラウマである昔無くなった姉のシーン、概ね色々エグイ上に怖いです。特に姉。
シンプルにやはり人のトラウマって怖いよなあと思います。
この作品で一番怖いです。配膳エレベータのシーンとか実に優秀でした。

ラストがハッピーエンドなのかバッドエンドなのか解釈自由な感じですが、シンプルな展開で解りやすいお手軽ホラーとして優秀だと思います。ホラー好きなら是非どうぞ。
偽名祐司

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