血を滾らせろ、信念が燃え尽きるまで闘え。
※ストーリーはFilmarksに記載されているため省略させて頂きます。
Twitterでも感想を投稿しています→https://twitter.com/a_stro_07/status/1428567627400564737?s=21
前作公開からも、劇中の時系列的にも3年が経過している本作。
邦画の本気とキャスト含む製作陣の“本気”をスクリーン1枚越しで体感した圧倒的な作品でした…！
今回のヴィラン、上林が本当に邦画界最悪の敵で「よくこんな最悪な人物を演技で体現できたな…！」と驚きました。
前作で孤狼の血を受け継いだ日岡も心の奥に宿してる「優しさ」はそのままに、でもより凶暴にレベルアップしていて血生臭いハングリーな演技は最高に見応えがありましたが、その主役を食ってしまう上林の演技で本当ヤバかったです。
メイン2人だけでなく中村獅童さんや村上虹郎さん、任侠映画とは無縁そうな西野七瀬さんも登場人物全員ハマり役かつキャラが立っていて最高でした。
白石監督のインタビューで本作は「監督と鈴木亮平さん2人で松坂桃李さんをいじめる映画」と仰っていた通り、とことんいじめ抜いています。
アクションシーンもスタントなど使わず実際のキャストがアクションしているのもあってストーリー的なことを除いてもシンプルに邦画ノワール的な観方をしても見応えがあります。
前作の大上の血を受け継ぎどうにか警察とヤクザを飼いならしてきた日岡に常識も倫理も何もかも通じない上林を対峙させることで、とことん窮地に立たせつつもがむしゃらに食らいつく日岡の言動に厚みを感じさせる。
キャストの熱量と白石監督の技量が合わさったが故に成せた1本だと感じました！
「映画」というフィールドを最大限に活かしたコンプラガン無視のハードボイルドエンタメ大作！
清純派俳優達の極悪演技を拝むだけでも1,900円以上の価値大有り！
是非映画館の大画面で男達の死闘をご覧あれ！めちゃくちゃオススメ！
