TOHOシネマズ新宿の上映が終わってて、ひさしぶりのバルト9で鑑賞。昔は大変お世話になったのに、最近とんとご無沙汰なバルト9。。すいません。
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めちゃくちゃ面白かった。
日岡の最初の荒々しい変貌に驚きつつ、上林に飲み込まれていく姿もかっこよく、上林の変態的な強さもキモカッコよく、その二人に翻弄されていくチンタの儚げさも、最高だった。一つ一つのアクションもサラッとすごいことをどんどんやっていて、見てて飽きない。松坂桃李も鈴木亮平も村上虹郎も中村獅童もとことんすごい。なにげに中村梅雀がおいしい役だった。
上林の無敵っぷりは、「ダークナイト」のジョーカーや「ノー・カントリー」のアントン・シガーのようなこの世の外のような悪っぽいという現代風な映画の悪だなあとおもいつつ、パンフレット見たら樋口泰人が「仁義の墓場」と「県警対組織暴力」の掛け算と描いており、あぁ確かに、と思った。ちなみに両方とも大好きだしもう一つ例としてあげられていた「実録施設銀座警察」も大好き。ここのところ暴排条例以降のヤクザを描く映画が多い中、ここまで楽しいヤンチャな映画はまさに東映印だなぁと思った。サーガらしいので三作目も楽しみ。
東映印とか書いたけど、寺島進やかたせ梨乃をサクッとぶっ殺してしまうところに過去の映画から進化していることの宣言なのかもと思った。