な、なるほど。。
予告編は良かったので期待していたのだが。
やはり少女漫画、お花畑の域は超えていないのかと思いきや、皆さんのレビューを読むと原作に忠実でもないようだ。
無名の2人に、実力ある俳優で固めてサポートさせていた点で、若手売りたい〜！みたいな甘酸っぱい映画とは違うのだと意気込んで見たのだが、何故か皆さん演技がサブいのだ。
決してキャストが悪いわけではなく、監督があえてサブい演技を指示させているのだろうが、下手に見えてくる。これはつらい。
コミカルにアレンジしたかったのかもしれないが、なんだかあまり笑えない、この映画ちょっとヤバいぞみたいな感じが要所要所に漂っている。
極め付けはやはり風船のシーン。
非現実なラストにしたことで、町田くんの世界そのものがサブいという帰着。
それは誰もが望んでなかった世界なのではないか。
そして、町田くんには何が見えてるのという本質的な問いに対し、町田くんは今は君しか見えないという使い古された台詞を吐いて終わるのだが、これは町田くん自身が町田くんの世界を捨てて、一般的な世界に踏み込んだという結論のように捉えられる気がして、とにかく軸がブレブレだった。
