馮美梅

僕らの先にある道の馮美梅のレビュー・感想・評価

僕らの先にある道(2018年製作の映画)
3.8
春節で帰省の電車で知り合ったシャオシャオとジェンチェン。時に友人、時に恋人を繰り返し、お互いの夢に向かって生きていく。

折角結ばれても、歳月が経つとそれぞれの価値観や、相手に対する思い、そして夢のあり方も変わっていく。すれ違う2人の心。

2018年、偶然に同じ飛行機に乗り合わせた2人の境遇もすっかり変わっていた。過去パートはカラフル、そして2018年のパートはモノクロで。それは昔、ジェンチェンが考えたゲームと反対。

映像が綺麗と思っていたら、リーピンピンなんですね。さすがです。

あまりに近くて遠いシャオシャオとジェンチェン。でもそれは男女の関係を超えたものだったのだろうか。

2人の関係が終わっても、ジェンチェンの父はいつも息子のことよりもジェンチェンや自分のことを気遣うシャオシャオのことを家族だと思ってくれていたことに、シャオシャオは少しだけ自分の幸せを感じれたのではないだろうか。

なんか、最後北京を離れる彼女が、今度はあの場所で食堂なんかしていたりしてなんて考えるのは想像力逞しすぎるかな?そうであって欲しいなと思ったりした、
馮美梅

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