このレビューはネタバレを含みます
【 死ぬことよりも愛すること 】
柳ゆり菜さん、素敵な女優さんですね。演技に引き込まれてしまいました。ラストの涙は結末の全てを物語っていました。換言すると、ナミダひとつで、そう悟らされる力があるということです。後引く演技と展開にやられました。
新宿・歌舞伎町が鮮やかかつディープに表現されており、これぞ“トーキョー”と膝を打ちました。
物語も素晴らしかったです。いまのソーシャルネットワークとライフワークをリンクさせた展開。言うまでもないですが、スマホは生活の一部ですね。
殺るのか殺らないのか最後までわからない展開。偶然出会った愛が順平を困惑させていました。まさかあの夜の悪夢が現実となってしまうとは…。
世の中の奥深さを知っているものは死を避けるという本作のメッセージは、“バズる”こと間違いなしです。