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メン・イン・ブラック:インターナショナルのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

1.7
『意義無き“もの”の罪』

先週『アラジン』を観て「今年の劇場鑑賞作はなんて豊作揃い✨」と記したばかりなのに、その翌週にこんな仕打ちが待っているとは...😩💨

正直言って驚いております。
あのふたりがいないとはいえ、今までハズレ知らずのこのシリーズ。しかも製作には今まで同様スピ師匠もいれば、前三作のソネンフィルド監督も名を連ねてる。

だのに何故?...

「何、これ ...❓」

「まさか、ここまでの代物とは思わなんだ❗️」

とでも言いたくなるガッカリ感⤵️
これから観る方も多い事でしょうから、公開翌日にこの映画を貶める様な物言いをあまりしたくはないのですが、それにしてもこれはあまりにひどい出来であったと言わざるを得ません。

ちなみに前述の“もの”については、物と者。物=この映画、者=製作陣という事になるでしょうか。グレイ監督曰く「ウィルとトミーに対するファンの深い愛情についてはよく理解してる。私たちは彼らの“代わり”を生み出そうとしているのではなく、彼らに新しいチームを加えようとしているんだ。」との事。その意気は分かります。ただ、それならそうとそれはしっかり本筋の方で展開すれば良かったのではないでしょうか?ハッキリ言って、これを今作った意義・これがMIBである必要性・“ならでは”な映画であるという事が残念ながら内容からは全く感じられませんでした。一日明けた今もその想いを強く強く感じております。

彼女の成り立ちまでは“まだ”良かったと思うんですけどねぇ。どんどん失速という単純なダメさ加減でもなく、結局何をやりたかったのかがホントに分からない。でも、途中観てて思ったんですが、おそらくMIBの世界観の中で最近の007やMiシリーズみたいなのをやりたかったのかなコレ?スパイもの×SFの化学反応を期待したのかもしれないけど、今作においてのそれはハッキリ言って見事に失敗してると思います😅

劇場は混んでいたのですが、ウソでもなく一度も笑いがおきませんでした。これ結構致命的な事で、今までのMIBならありえない事です。あまりに不満を感じたので、レイト終わって帰ってきてビール開けてMIBⅡ観始めたら、やっぱ面白いんすよ✨ だからこそ、イマイチって言われるよこんなんじゃさぁ😡

バリー・ソネンフィルド監督は元々アクション畑の監督さんではありませんでした。その監督の持ち味、それは“間”であったかなと。人によってはクドさを感じるかもしれませんが、その独特の間を持たせる演出が面白かったんですよね。だから今回、単純にグレイ監督がダメだったという事でもない気がします。そもそも“違う”わけですからね。

いずれにしろ、今後もしかしたらの合流という未来を見据えての事ならば、どうせ作るならちゃんとしましょうよ。

以下、今やってるゴジラのインタビューでの我らが謙さんのお言葉です🙇

―『アベンジャーズ/エンドゲーム』もメガヒット中ですが、近年のハリウッド映画のシリーズものは、とてもクオリティーが高い気がします。期待値を遥かに超えた続編も多い気がしますが、それはなぜでしょうか?

「基本的に、でかい映画の数は減っていると思います。でも、だからこそ、超大作を作るとしたら、絶対に当てなきゃいけないというプレッシャーがすごくあるんだと思います。リスクヘッジとして、これだけ予算を掛けたからには、しっかりと回収するという思いで挑んでいるのではないかと、僕自身は思います。だから最近の大作は外さない。」

高いハードルなのは、分かってます。
分かってるけど...
もっとプレッシャー感じなはれ❗️
ファンの大事にしてきたものを広げるなら、広げるというなら...
もっともっとガンバりなはれや‼️🐼✨
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