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アダムス・ファミリーのkuuのレビュー・感想・評価

アダムス・ファミリー(2019年製作の映画)
3.9
『アダムス・ファミリー』
原題The Addams Family
製作年2019年。映時間87分。
米国アニメ映画。
1990年代には映画化され世界的ヒットを記録した『アダムス・ファミリー』をアニメ化。

挿入曲にChristina Aguileraの
『Haunted Heart』がパワフルでスンバらしいので、リリックビデオ(本編映像をフィーチャーした)を映画鑑賞の予告的に是非とも聴いてみて参考にしてくださいマシマシ🦇😸🦇。

https://youtu.be/ECtJp58ELcE

人里離れた山奥で結婚式を挙げたモンスターのゴメズとモーティシアは、人間たちに故郷を追われる。
そして、丘の上の荒れ果てた屋敷にたどり着く。
時は流れ、夫婦は長女ウエンズデーと長男パグズリー、執事ラーチとともに平穏な日々を過ごしていた。
そんな中、パグズリーが一族にとって重要な儀式である『セイバー・マズルカ』を親戚たちの前で披露する日が近づいてきて。。。

長く愛されてるバイクときたら本田技研工業によって開発されモンスターマシン『スーパーカブ』最新のCT125ハンターカブなんかスタイリッシュ。
同じ様に日本人が愛して止まないのは本来恐れるべき存在の『妖怪』モンスター。
『ゲゲゲの鬼太郎』
『妖怪人間ベム・ベラ・ベロ』
海外モノなら
『アラジンのジニー』(もかな。)
などは何度もリメイクや実写化されている。
『妖怪ウォッチ』
『くまモン』?これは一時的かな🐻
本作『アダムス・ファミリー』も1990年代に映画化され未だに人気がある。
実は、妖怪は一時的なブームどころでじゃなくて、江戸時代どころか中世から古代にまで歴史を遡れる。
日本人がよ~く知っている古い妖怪やお化けのキャラを残しながら~の、ゲームやアニメのキャラクターをどんどん新しくしていく。
いわば妖怪の再雇用している。
それが日本人の中にジワジワ浸透して長く愛されてる行くのかもしれへん。
日本の妖怪の背景には
『××モドキ』
『××づくし』
ちゅう独自の文化があり、これを外国語で言うと、パロディでありパスティーシュ(フランス語で「模倣」)になる。
今作品『アダムス・ファミリー』のキャラもコテコテのモンスターながらかなり人間寄りの心を持っており、人間モドキ?モンスターもどき?のモンスター故に長~く愛されてるのだと云える。
余談の余談ながら
『妖怪』は過去へと人々を誘うが、
『怪獣』は未来へと人々を誘う。
何かそこにはあるのかと想いを馳せるが今回は置いといて。
ホンマ長~く愛されてるチャールズ・アダムスの名作コミックを基にした
『アダムス・ファミリー』
モンスターの『アダムス一家』と、波風たてたくない人間社会と一騒動が起こるのは、実写化とあまり変わりがないが、舞台は現代。
アダムス一家に消えていたとされる兄のフェスターが登場するのはチョイ上がった。
ただ、オッサン目線じゃアニメ化のためか子供向けには否めない本作だけに、実写よりはプチ怖さよりスタイリッシュと笑いが過分に感じた。
しかし、大人の野郎への隠れたサプライズにはゴメズの奥さんモーティシア声役のシャーリーズ・セロンは映画『her/世界でひとつの彼女』に次いで玉ランチす。
耳かっぽじいて必聴あれ野郎ども✊
ゴメズ役のオスカー・アイザック、クロエ・グレース・モレッツなど人気俳優がキャラクターの声をしとるしあわせて楽しめる作品す。
勿論、日本語吹き替えも物語は十分やし、大人でも(よっぽと生理的に受け付けない方は別として)楽しめると勝手ながら思います。

サウンドトラックにはオリジナル楽曲でクリスティーナ・アギレラのほか、スヌープ・ドッグ、ミーゴス、ロック・マフィア、キャロルGらが曲
を提供しています。

いまだ人種差別問題が多発している現代、作中では人間とモンスターの対立と和解は、偏見や思い込みこそが無益な争いを生み悲劇の原因になっていると教えてくれる。
差別のない社会。
理想やけど異国の血が流れてることでガキのころ悲しい思いをした小生の願い。
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