彦次郎

ブルー・ダイヤモンドの彦次郎のレビュー・感想・評価

ブルー・ダイヤモンド(2018年製作の映画)
2.0
ブルーダイヤモンドによる商用でロシアに向かったアメリカ宝石商ルーカスがビジネスパートナーピョートルが行方不明になったことでロシアマフィア、政府関係者、国際宝石ビジネスを巻き込む話となるサスペンス。
マクガフィンがダイヤモンドでキーとなる人物がピョートルということですが真っすぐに話が進まずに地味な印象の作品です。ダイヤモンドの隠し場所はともかくピョートルについては謎が放置されているのはリアル路線だからでしょうか。
その辺りはともかくとして主人公ルーカスがどうも中途半端な人物で魅力的でなかったのが残念。愛妻家なのにバーの女主人カティアと何回もご性交されるのにロシアマフィアボリスの兄弟イベントに彼女を貸したり、カティアと仲直り性交されている時に妻を思い出したりとしているという下半身は妻と愛する女性を裏切り頭の部分ではボリスも裏切るという有様。一般の作品なら作品中盤で消去されそうな人物ですが演じるキアヌ・リーヴスがカッコイイためそこまで嫌悪感がでないというのはさすがです。
他の方の「キアヌがロシアに行くだけ」という簡潔明瞭で秀逸なレビューが的を得ていると思いました。
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