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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!のLoveAnimal14のレビュー・感想・評価

3.7
もはや国民的映画といっても過言じゃないでしょ?知らない人なんていないのではないですか?
登場人物たちのキャラ立ちがしっかりしてて、当時なんだか新しい刑事ドラマの誕生って感じがしました。

ここからすごくかたよったレビューになることを、ご了承ください。え?いつも、かたよってるって?アハハハハ…(笑ってごまかすの巻)

たとえば、街でモッズコートを着ている人を見かけると、さて…どっちなんだろうな?って考えてしまいます。「青島」なのか「さらば青春の光」なのか…。ボクの勝手な見解なのですが、「青島」の場合はただ単にモッズコートを羽織ってるだけの人。「さらば…」の場合はモッズコート以外に必ずなにかしらのオサレアイテムが足されていること(笑)ちなみにボクは後者です💦「踊る…」のレビューでこんなこと書いてしまうなんて、大胆不敵にも程がありますよね。え?それも、よくありますか?アハハハハ…(笑ってごまかすの巻パート2)

この映画、とにかく青島のがむしゃらっぷりが気持ちよい。「映画はレンタルで借りるもんじゃない。劇場で観るもんだ。」みたいな有名なセリフありますもんね!ん?なんか少し違ってました?室井さんの、あのモノマネされやすい苦悩する表情も抜群にいい。すみれさんの強さの中に潜んでいる弱さとかも、ドラマにアクセントを持たせていました。しか〜し…ボクの中では、やっぱりなんと言っても和久さんなんです!いかりや長介さん演じる和久さん。和久さんというキャラクターがいるのといないのとでは、このドラマもぜんぜん違ったものになっていたのではないでしょうか?それくらいの存在感ありましたよね。もともとリアルドリフど真ん中世代のボクは「8時だよ全員集合」に育ててもらったようなものです。子供の頃なんて、加藤茶に「歯みがけよ」と言われて、何回歯を磨いたことでしょう。「風邪ひくなよ」と言われても、風邪はひいちゃうんですけどね(笑)荒井注の「なんだバカヤロー」仲本工事の「体操」高木ブーの「……」加藤茶の「ちょっとだけよ」志村けんの「東村山音頭」…あと「ヒゲダンス」など、きりがありません💦もちろん、その中心に長さんは君臨していました。長さんあってのドリフターズだったのだと思います。そんな長さんが「踊る…」で演じた和久刑事。いや、もう大好きでした!役者としての長さん、素晴らしかったです。ひとつひとつのセリフが、あの独特のダミ声で発せられるとすごくしみるんですよ。「正しいことをしたければ偉くなれ」…めっちゃしびれます。

余談ですが、うちの娘はなぜだかすごく長さんが好きで、亡くなったときなんて一週間くらい落ち込んでいました。確かにドリフ大爆笑やら観てはいたと思いますが、それほど長さんが好きだったとは思ってもみなかったので。長さんの悲報のニュースを見ては「長さん…」とつぶやき涙ぐんでいました。親戚が亡くなったときなども飄々としていた娘にとっても長さんの存在って大きかったんだと思いました。
それにしても、あの長さんの遺影すごく渋かったですよね。ドリフのときの顔とは違い、ウッドベースを弾いてる静かな佇まい。あれがホントのいかりや長介だったのでしょうね。

かなりの割合で個人的な意見になっていますが、ボクは和久さんというキャラクターがめちゃくちゃ大好きでした。自分にあんな上司がいたら、どんだけでも命張れるなぁ〜なんて思ったり(笑)そのくらい魅力的な和久さんは、長さん自身が魅力的だったからこそ、和久さんというキャラに結びついたんだと思います。

あ〜💦主役である織田裕二さんにほとんど触れず、完全に長さん寄りになってしまったこと…申し訳ありません。

なので、一言…言わせていただきます。

「だめだ、こりゃ」

からの

「な〜んてな」
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