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キングダムのkoyamaxのレビュー・感想・評価

キングダム(2019年製作の映画)
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群衆を鼓舞する人がでる映画が見たかったので、本作を観ました。

舞台は中国。春秋戦国時代。中国初の皇帝、秦の始皇帝と武人、信を中心にした、中国統一するまでの漫画原作。の、かなり最初の話(だそうです)。原作未読。

基本的には局地的な剣戟アクションを展開しながら、主役二人がどんなやつなのか、そして彼らがやること、目指すこと、執念、キャラクターの概要を、全部を進行形の戦いの流れの中で描いています。無駄がない笑

歴史大作にあるような軍勢対軍勢というのはほぼありません。

全体は描かず、部分的なところでの展開しかしていません。(原作の都合のほか、そんな軍勢描き切れないというのもあると思いますが。。)しかし歴史ものにある複雑な要素、バックボーン、ともすればノイズになりがちなそれらを排して、目指すべき全体の最終目標を「城の攻略」とはっきり一点に絞っているのでわかりやすかったです。


早く気づけばよかったのですが、個人的に観たかった肝心の、「群衆を鼓舞する、盛り上がる。」というようなシーンというのはありませんでしたorz。
(回想において馬上で味方を鼓舞するシーンはあり、ここはエモーショナルでした。)
いずれにせよ、最後まで一気に見てしまいました。

よそ見するな、キャラを観ろ!
といわんばかりの一点集中で描いたエンタメということで、たしかに絶対キャラについて語ることになりますね。
漫画読みたくなりました。
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