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バオのFilm日記係のレビュー・感想・評価

バオ(2018年製作の映画)
5.0
個人的に毎回ピクサー映画を観る際には楽しみにしているショートムービーだが、今回の作品はこれまでの中で圧倒的に1番だった。もっと言うと、セリフが1つもなく、画だけで物語を展開させるアニメーション映画としてはほぼ満点だった。テーマ自体は家族(母から見た息子)というよくあるものではあるが、映像には可愛さがあり、音楽も場面に応じて的確で心を揺さぶるものがあり、人物の行動にはユーモアがあり、物語の起承転結がしっかりとしていて(特に転の部分でキチンと意外性が出ていた)、なおかつ非常に感動的。文句の付けようもない。本編が始まる前に私はもう泣いていた。このショートムービーだけ観て、本編を観なくても満足できるほど、本当に素晴らしかった。

面白さ:1.0 脚本:1.0 人物:1.0
映像:1.0 音楽:1.0
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