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劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンのskkのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ここ1週間でspecial含むTVシリーズ、外伝までキャッチアップした上で、満を持して劇場版を鑑賞しました
それなりに解説はあれど、結構テレビシリーズ等の描写が入ってくるので、まずはそちらを先に見ることをお勧めします

物語の着地がどういう結末になるかはかなり早い段階で予想できてしまいますし、ある意味ベタな話ではあるのですが、そんなものをねじ伏せて心動かされてしまうのは兎に角見せ方の巧さなのでしょうね
完全に予想可能なベタな展開だったとしても、こんな超豪速球ストレートに抵抗することはとても出来なかったですし、寧ろこういう答え合わせも悪くないと思います
映画館なので、多少は自制しようと思いつつも、中盤ぐらいから涙腺のスイッチが入ってしまってもう…
一旦は少佐側の罪の意識からヴァイオレットと対面は拒絶されるも、最後に少佐と対面したシーンが壮絶
思いが溢れてしまってヴァイオレットが号泣して何も話せない描写とかはあまりに伝わるものがありすぎて、もう感動するしかないでしょう 心のキャパがオーバーするかと思いました
ここの細やかな描写(あんなに的確に心震える人を描写できるなんて!)を筆頭に、全編渡って丁寧かつ繊細な作画は健在です
あと、実際の歴史上は当然あり得べき電信・電話の普及といったテクノロジーの進歩を肯定的に扱っているところですね ここをただの懐古主義に囚われてしまうことなく肯定的に扱ったのは非常に良かったと思います

映画館なので色々我慢しつつも、それでもマスクがぐしょぐしょになってしまいました…替えのマスクとティッシュ・ハンカチはあった方が良いかと 感情が突き動かされてしまいすぎてちょっと疲れた笑
他方、帰りに同じスクリーンから出てきた人は皆目を充血させていたので、お前らそうだよな!という気持ちになりました

私はアニメをあまり見る訳ではないのですが、これはそういうの関係なく、単純に素晴らしい映画だったと思います
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