原作は未読。
そういう話があったのかと思ったら、フィクションだったのね。
でも、そういう切り口で大和の建造を阻止しようとするというのはなかなか面白く、見応えもありました。時間のない中で、必死に計算式を解く櫂たちにどうして山本少将たちは助けてやらないんだと思っていたけど、考えたら10剤の物語じゃないからそうだよね。（笑）
特に柄本佑さん演じる田中少尉は山本に仕えていた時は、表情も声の抑揚もなく淡々としていたけれど、櫂に従うことになってからは最初は戸惑いながらもだんだん変化していく様子は素晴らしかった。
料亭のシーンに角替和枝さんが出演してて、エンディングにもIn memory of 角替和枝さんの文字を見てグッと来てしまいました。
なんだかんだと言いながら、結局どちらのお偉いさんたちも結局は戦争をする（仕掛ける）ため、自分たちのために櫂を利用したようなもん。でも、そんな中で、平山中将との後半の2人のやりとりはお見事だった。
あの、平山の大和模型の場所はのんと、カメラを止めるな！のロケの建物だったとは。
あと、大和の戦闘シーンをあえて最初に持ってきたところも面白かったし、これを観てると「男たちの大和」とオーバーラップしてきちゃいました。
そら以外戦闘シーンはないけれど、見応え満点の作品です。
